「説得手法には大きく分けてクライマックス法とアンチクライマックス法の2種類がある」
説得手法には大きく分けてクライマックス法とアンチクライマックス法の2種類があります。
クライマックス法とはとはいろいろ説明をしておいて最後に結論を述べるという話し方です。アンチクライマックス法とは先に結論をいっておいて、後から結論を説明づける話し方です。日本語は主語、述語のつながりからクライマックス法の話し方になりやすいと言われています。また、「落ち」をつける場合や「もったいぶった話」をするときはクライマックス法になります。
一方、相手に聞く準備ができていない場合、相手が全く話す内容に興味がない場合は、アンチクライマックスの方が有効です。
一般的にはアンチクライマックス法の方が好まれる傾向がありますが、必ずしもそうとは限りません。相手が自分の話に興味があるのか、また、聴くための十分な時間があるのかなどで、どちらが有効かは変わってきます。なお、クライマックス法で話を進める人はクライマックス法で話しかけられることを好み、アンチクライマックス法で話を進める人はアンチクライマックス法で話しかけられることを好む傾向にあるようです。