「ローボールテクニックから始まり、フットインザドアテクニックにつなげる」
ローボール・テクニックとは、まず好条件を出して承諾を得てから、不利な条件を付け加えるという要請方法です。
とりやすいローボール(低い球だからとりやすい)を最初に投げ、好条件だと思わせて承諾を得た後にその好条件を取り払ってしまうことなどがそうです。
また、フットインザドアテクニックとは、小さなことから進めていけば後ろに控えている本当の狙いを実現できるというものです。これは1度要求を飲んでしまうと次の要求が断りにくくなるという人間の性質を利用したもので、小さなお願いを順番に通していくことで、結果的に大きなお願いも通ってしまうというものです。
相手を説得するときや交渉事、販売、売り込み等では非常に有効なテクニックですが、頻繁に使うと、相手との関係が崩れていくので、注意が必要です。ローボールテクニックを使いこなすというより、ローボールテクニックに引っかからないよう、このような心理が存在することを知っているということが大切でしょう。