「片面提示と両面提示を使い分ける」
物事には、見方によって、様々な捉え方ができます。メリットもあればデメリットもあるのが普通です。
片面提示とは物事の一面しか伝えないこと。両面提示とは二面性を伝えることをいいます。
一般的に、片面提示ではメリットだけを伝え、両面提示ではメリットとデメリット両方を伝えます。この2つのどちらが有効かというと、それは、提示する相手次第となります。
相手が自分の提案を魅力的に感じている、もしくは提案に対する知識が不足している場合は、片面提示の方が有効です。一方、相手が提案を懐疑的に見ている、もしくは提案に反論できるだけの知識をもっている場合は、両面提示の方が有効です。
そして、両面提示をするときは、親近化効果を活用します。すなわち、デメリットを先に伝え、メリットを後に言います。メリットやデメリットの重さにもよりますし(デメリットがメリットと比較して大きい場合などは、メリットがを先に伝えた方がいい場合もある。)、全てに当てはまるわけではありませんが、親近化効果を利用した方が、効果的な場合が多いです。