「自分の主張を他の人が提示している事例や証拠と結び付ける」
会議やグループ討議での説得では、いかに多くの人を自分の味方にするかが重要です。一対一の説得とは違って、やはり数の力が物を言う場面が多くあります。
周りの人を味方にするためには、自分が味方であることをアピールしなければなりません。そのためにも、
「自分の主張を他の人が提示している事例や証拠と結び付ける」
ことは重要となります。自分の主張と他の人の主張が違っても(説得が必要な時というのは当然、相手や周りの人と主張が違うのですが…)できる限り、他の人が提示している事例や証拠と結び付けるのです。相手と違う主張をし続けても、議論は平行線をたどるだけですので、「事例の取り入れ」は大変有効です。
また、説明したい相手の主張と同類の事例を多く提示しながらも、相手と同類を混同せず、「あなたは特別な存在だ」というスタンスを取ることも重要です。
やはり、相手の自尊心は大切にしなければなりません。