「相手に与える情報を限定すると相手は空白を自分で埋めようとする」
相手に説明しようとするとき、相手を説得しようとするとき、ついつい、全てを話さなければ!と思ってしまいがちです。プレゼンや講義、講演などでもそうです。ですが、全ての情報を与えようとして、話をすると、相手はその内容について全く考えることをしようとしません。それどころか、話の半分は聞いてないか、忘れてしまうでしょう。逆に、与える情報を限定すると、相手は空白の部分を自分で埋めようとして考えます。空白の部分を埋める情報を得るために相手の話を聞こうとします。ですから、相手に情報を与えるときは全てを伝えるのではなく精選して、限定することが効果的です。
相手に全てのことを分かってもらうために、相手に全てのことを伝えることはないのです。人は必ず、自分なりに考え、自分で思いついたことを大切にしますから。