「AIDMAの法則を活用する」
AIDMA(アイドマ)の法則とはAttention(注意)→Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)の頭文字をとったもので、アメリカのローランド・ホールが提唱した「消費行動」のことです。消費者があるものを知り、それから買うと言う行動に至るまでのプロセスでコミュニケーションの反応のプロセスの一つです。すなわちある商品に対して、注意を引き、そのものに対して興味をもてば、関心の段階に進み、良いなと思えば欲求が生まれ、そのときの欲求が強ければ強いほど記憶に残り、後日、そのものに出会えば商品を買う(行動する)という流れになります。
この流れは、実は、説得にも応用できます。相手に何かを伝えたいとき、まずは自分の話や自分自身に目を向かせなければなりません。そして、相手が興味をもっているものを探り当て、関心を引きます。そして、もっと話を聞きたい、もしくは話を聞いたとおりに行動したいという欲求を呼び起こし、インパクトのある言葉を相手の記憶に残します。そして、行動してもらうのです。
「説得」とは相手に自分の思い描いている行動をしてもらうこと。率直にお願いすることも大切ですが、AIDMAの法則を活用することも一つの手かもしれませんね。