「人を説得するときの4条件。①解決策の模索 ②時間感覚 ③損失の可能性 ④善悪の説得者」
今まで、「人を説得するには?」ということにしばしば触れてきましたが、今後しばらく、主に心理に注目してこの「説得」について述べていきたいと思います。今日は、説得の4条件です。
「人を説得するときの4条件。①解決策の模索 ②時間感覚 ③損失の可能性 ④善意の説得者」
この4つの条件がそろったき、人を説得できる可能性は大きく高まります。すなわち
①解決策の模索→相手が悩んでいること、課題となっていること等の解決策を例示します。
②時間感覚→〆切を設ける。〆切を設けることによって、内容よりも時間に感覚がシフトしていきます。
③損失の可能性→決断をくだしたとき、またはくださなかったときの損失を明らかにします。
④善意の説得者→第三者に言われることで説得力が増します。
以上は営業職の人が意識していることだと聞いたことがあります(本当かどうかは分かりませんが)。たとえば不動産の営業なら、
①相手の課題を解決できる物件を提供する。
②同じ物件を買いたい人がいて、○月○日までに決断をしなければならないと伝える。
③他に同条件の物件はなく、今、購入しなければ二度とチャンスはないと伝える。
④お客様の声や同じ物件を買いたい人がたくさんいると伝える。
また、「他の客が先に購入してしまった」と一度、時間切れを伝え(損失感を与え)、「キャンセルが入った」ともう一度チャンスを与えることも有効なのだそうです。
確かに言われてみればそうですね。