「なぜ」から「何か」へ | 品川 西村柳一郎

品川 西村柳一郎

品川区の無所属新人の西村柳一郎(にしむらりゅういちろう)の公式ホームページです。品川区の行政に関わることや自身の活動報告等を情報発信します。

 「『なぜやらないんだ?』ではなく『何があったんだ?』をを使う」
 今回も、言葉の使い方です。相手が仕事や宿題、約束ごとをしなかったとき、ついつい「何でやらないんだ?」「何でできないんだ?」「何々しなくてはだめだ」と一方的に決めつけて言葉を発してしまうときがあります。特に子供に対してはそうなりがちです。そこで、この言い方を変えてみます。
「何でやらないんだ?」を「何があったんだ?」「何かあったの?」と変えるのです。そうしますと、やらなかった理由を同じように聞いているのですが、受け止め方が全然違います。なぜなら後者は相手ができることを前提にしており、それやってないということは「何かがあったに違いない」という想いをこめているからです。すなわち、相手のことを想っていること、認めていることが伝わるのです。もし、本当に相手に何かあったのであれば、それを言ってくれるでしょうし(自分からやらなかった理由を言うと言い訳っぽくなってしまい、それを嫌う人も多くいます。質問されたことによって理由を初めて言えるものです)、もしも何もなく、さぼってしまっただけであっても「何かあったの?」と聞かれるとドキッとするものです。前者が叱責、後者が質問のためでしょう。
 私も息子には「何かあったの?」と聞くようにしています。