感情表現と自己表現 | 品川 西村柳一郎

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 「腹を立て、どなりちらすのは感情表現。『私は腹を立てている。これを分かってほしい』と言うのは自己表現」
 よく、怒ることと叱ることは違うと言います。怒ることは感情的であり、叱ることは行動的です。すなわち、怒ることは抑えることができなくても、叱ることはいろいろな方法を選べるということです。
 腹を立てるということは感情なので、抑えることは難しいです。しかし、そこからどなりちらすという行動をとるのか、冷静に自分の気持ちを伝えるのかは選択することができます。前者は単純に自分の感情をぶつけているだけです。後者のように冷静に自分が腹を立てていることを伝えることは自分の意志を言葉で伝えることになります。もちろん、相手に自分が怒っていることを伝えたいだけであれば感情表現だけでいいのかもしれませんが、自分が何に怒っているのかを分かってほしい、相手の変えてほしい部分は何なのかを伝えたいのであれば、自己表現が必要となります。
 人には喜怒哀楽があります。ときには怒りがこみあげてきたり、哀しみがこみあげてきたりすることもあるでしょう。しかし、人は感情の選択は難しくても、行動の選択はできるのです。