議論の勝ち負け | 品川 西村柳一郎

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 「議論では勝っても負けてもならない。勝っても負け、負けても負けである」
 議論の種類にもよるでしょうが相手が顧客や協力者の場合、議論に勝っても負けてもなりません。なぜなら、そのどちらもWIN-LOSEの関係だからです。たとえ、議論に勝ったとしても相手がこちらの思いどおり動いてくれなかったり、不満や憎悪を勝ってしまったりしては、なかなか事がうまく進みません。顧客や協力者に対しては議論に勝つことが目的ではないのです。また、もちろん議論に負けてもなりません。自分の思いどおりに事が進まないですし、出た結論は妥協の産物となるからです。
 議論で目指すべきはWIN-WINの関係です。お互い妥協せずに解決させるのです。『7つの習慣』にはお互いの意見がぶつかったとき、よりよい第3案を模索するとありましたね。意見というのは必ずしもYESかNO、100か0とは限らないのです。お互いにとって新たなよい意見があるかもしれない。そう、お互いに考え合うことが大切です。
 人と議論するときは、「その議論に勝つことが目的なのか」それとも「議論を通して、よりよいものを生み出すことが目的なのか」をはっきりさせてから臨むことが重要なのでしょう。