捨てる強さ | 品川 西村柳一郎

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 「捨てることができるというのは強みである。人はなかなか捨てられない。積み上げてきたものが多ければ多いほど捨てられないのだ」
 捨てるというのは難しいですよね。たとえば、服一つにしても、全く着ないであろう服がクローゼットの中に何着か残っていたりします。また、一度読んだ本で、おそらく一生読み返すことがないであろう本であっても「もしかしたら!?」と思い、残しておいてしまいます。その結果、クローゼットや本棚がいっぱいになったり。
 捨てることというのは勇気のいることです。物一つでもそうなのですから、今まで積み上げてきたものを捨てるということは大変な覚悟が必要となります。ここで言う積み上げてきたものとは地位や名誉、お金などのことです。一念発起して起業する時や転職する時などは、これらを一度、捨てる覚悟が必要となります。また、野球やサッカー選手が海外に挑戦するときの心境も同じことが言えるでしょう。日本にいれば、地位や名誉、お金は保障されるのですから。このことからも分かるように、この世で捨てることが最も難しいのが「安定」の二文字だと思います。「安定」というのはとても心地よく、安心できるものです。「安定」自体は悪いことでもなく、目指すべきことの一つなのですが、この「安定」というのはどうしても「挑戦」する気持ちを奪おうとしてしまいます。挑戦する気持ちがなくなってしまえば、更なる成長や成功というのは難しくなってしまいます。
 
「安定」を捨てる強さ。
大きなことを成し遂げたいのなら、このことは必要不可欠なのでしょう。
私がその域に達するまでには、まだまだ修行が必要です。