「我々は自分を評価するものさしを使って、他人を評価しないことがあまりに多い」
私自身を含め、その通りだと思います。人は意識しないと、どうしても自分に甘く、人に厳しくなってしまうのですね。自分自身も失敗するのに、相手の失敗が許せない。自分にも分らないことがたくさんあるのに、相手が何か分からないことがあると「何で!?」となってしまう。自分にもできないことがたくさんあるのに、相手のできないところばかりを責めてしまう。私自身もたくさん心当たりがあります。また、過去に自分ができたことは当たり前のようにみんなができると思ってしまうこともあります。自分ができるようになったときは、表で裏で多くの人の支えや助けがあったにも関わらずです。また、
「どうしても腹が立ってしまう相手というのは、実は自分と似ているところが多くあるものだ」
とも言います。
やはり、一人の人を一つの個性と認めて、よい部分に目を向けていくことが大切なのだと思います。
全ての人ができることとできないことの両方をもっています。だからこそ、世の中は回っているのでしょう。