「相手と意見がくいちがうときは、敵意をむき出しにしてはならない。相手を敬愛している気持ちを表情にも言葉にも表わす」
仕事をしていたり、生活をしていたりすると、どうしても人と意見がくいちがうときがあります。以前、自分と異なる意見の大切さについてお伝えしました。「自分と異なる意見を大切にしなければならない。なぜなら、全て同じ意見ならばどちらか一方はいなくても済んでしまうからである」と。
相手の意見を大切にすれば、敵意がむき出しになることはないと思いますが、相手の言い方や考え方によっては、どうしても腹が立って、感情的になってしまうことがあります。しかし、相手に敵意をむき出しにしても、お互いに得るものはありません。なぜなら、敵意をむき出しにすればするほど、自分の意見を相手に分かってもらうという目的からどんどん離れていってしまうからです。自分の意見を認めてほしければ、まずは、相手を敬愛している気持ちを表情にも言葉にも表わさなければなりません。そうすることによって、ようやく相手は自分の意見を聞こうという気持ちになってくれるものです。たとえば上司と意見がくいちがったときなどは、口論をせずに、自分の意見を穏やかに聞いてもらうように心掛けることが大切なのです。