「危険が身に迫ったとき、逃げようとすると、かえって危険が2倍になる。立ち向かえば危険は半分になる」
人は生きている中で様々な危険、リスクに見舞われます。危険が身に迫ったとき、ピンチが我が身に訪れたとき、どのように行動するかによって、当然結果は変わってきます。ピンチが目の前にあるとき、人のとる行動は大きく分けて3つあります。
①立ち向かう
②逃げる
③何もしない
まずは③の「何もしない」から。これが最悪の選択肢です。何もしないということは事態を放っておくということになりますので、危険は2倍どころか3倍にも4倍にもなります。「何もしない」が有効な時は熊に出会ったときくらいではないでしょうか。
次に②の「逃げる」。確かに身の危険を感じるときなどは逃げるにこしたことはありません。逃げることが必要な場面もあるでしょう。しかし、命の危険を感じるときは別として、日頃のピンチからいつまでもいかなるときも逃げていては危険は倍増しています。逃げているだけでは危険は解消されないことも多いのです。さらに、「逃げ癖」もついてしまい、大事な場面で、大きな失敗をしてしまう可能性もあります。
そして、最後に①の「立ち向かう」。危険に対して立ち向かうことは勇気のいることです。しかし、人生において、立ち向かわなければならないときはきっとたくさんあるはずです。そして、危険に向かって立ち向かった瞬間、実は、その危険は半減するのです。なぜなら、物事が新たなステージへと移行するからです。
「攻撃は最大の防御」
逃げ癖を付ける前に、立ち向かえる勇気をもちたいものです。そして、危険が目の前に迫ったときは「逃げるべきときなのか」「立ち向かうべきなのか」を冷静に判断し、よりよい決断ができるよう、日頃から精進したいと思います。