「不眠症対策は交感神経と副交感神経のコントロールにある」
寝なくてはならないのに、眠れない夜というのはつらいですよね。明日の仕事がハードだから、早く寝たい。明日は大事な日だから早く寝て体調を整えたい。しかし、そういう夜に限ってなかなか寝付けないことがあります。そうすると、神経と心だけが疲れて、結局翌日の体調は万全でなくなる悪循環に陥ってしまいます。何とかこれを避ける方法はないものか。今回は不眠症対策の事例を挙げたいと思います。
まず、眠れない夜というのは、交感神経が副交感神経よりも優位に立ち、気持ちが静まらないことが主な原因です。眠れない夜は、布団やベッドに入っても、頭が冴えてしまっている状態が多いのはそのためです。ですから、交感神経と副交感神経をコントロールして、副交感神経を優位にしなければなりません。その手法を紹介します。
手法①「お腹が暖かい」「額が涼しい」と思いこむ。
最も簡単な方法です。リラクゼーションの手法の一つです。寝てはいけないのに眠い時はこの逆が効果的です。
手法② 1)ひざの下、腕の下にまくらを置き、体をリラックスさせる
2)あご、目、うで、足の順でくつろぐよう言い聞かせる。
3)眼球をくるっと上方に回転させる
寝る前に1)~3)を繰り返します。それでも眠れないときは眠くなるまで読書をしましょう。
手法③睡眠呼吸法「4‐7‐8呼吸法」
1)下を上歯にあて、口から息を吐き切る
2)4カウントで鼻から息を吸う
3)7カウント息をとめる
4)8カウントで「スー」と口から息を吐き出す
2)~4)を眠くなるまで繰り返します。
以上、対策法を3つ挙げさせていただきました。どれが合うかは人それぞれだと思います。ぜひ、自分に合った手法を見付けてみてください。ちなみに私は、③が合うみたいです。