「悩みを軽減させるためには、誰かに悩みを打ち明けることである」
人は生きていると多くの悩みを抱えます。すぐに解決できる悩みもあれば、そうでないものもあります。以前、悩むことと考えることの違いについてお伝えしました。できる限り、悩むことを考えることに変えていかなければなりません。しかし、そうはうまくいかない時もあります。そんなときは、悩みを軽減させることが大切です。その軽減方法の一つとして、悩みを誰かに打ち明けることがあります。悩んでいる状態というのは、自分で解決方法を模索しているのだけれど、行き詰っているようなときを言います。特に、悩みが深いと思考は停止しますから、ただ単に思い苦しむことになります。そのような状況では新しい考え方や解決方法は見出せません。ですから、自分の悩みを誰かに打ち明けることが大切です。悩みを打ち明けることによって、自分の考えが整理させれたり、相手から新しい考えを聞くことができたりします。そして、今まで一人で苦しんでいた悩みを、相手に共感してもらえる。この「共感」が大きいのです。悩みを共感してもらえると、心がだいぶ楽になります。ですから、悩みを打ち明けた時点で、その悩みの半分は、解決されていると言っても過言ではありません。少なくとも、解決に向かって動き出していると言えるでしょう。
「人を傷つけるのも人だが、人を救うのもまた人である」
やはり、仲間は大切にしていきたいですね。