他人の意見と真実 | 品川 西村柳一郎

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 「他人の意見は自分に関することに限り、自分の意見より真実に近い」
 先日は、「不当な非難」に対して、解決方法を述べました。しかし、人から言われる意見に関して、全てが不当であるとは限りません。「当たっている」ということももちろんあるでしょう。ですから、人の意見はじっくりと吟味しなければなりません。特にその人が言っているのが単なる「非難」なのか「意見」なのかは、はっきりとさせなければなりません。なぜなら、「非難」と「意見」は似て非なるものだからです。
 「非難する」とは他人の欠点や過失を取り上げ、それは悪いと言って責めることを言います。
 「意見する」とは好ましくない行為を思いとどまるように、教え諭すことを言います。
 非難はただ単に「悪い」と決めつけるだけなのに対して、意見は相手のことを心から思って教えようという気持ちが込められています。例えば、息子が悪い行動をしてしまったときは、叱りながらも「意見」をするのであって、非難はしません。そして、得てして
「他人の意見は自分に関することに限り、自分の意見より真実に近い」
ということがあります。人は自分のことを分かっているように見えて、そうでもありません。自分には分からなくても、他人が分かっている側面も多くあります。ですから、他人からの「非難」は受け流してもいいですが、他人からの「意見」はしっかりと受け止めた方が自分のためにもなります。
 「偏見がなく、有益で建設的な意見や批判は進んで受け入れる」
このことが大切なのかもしれませんね。