「うまくいってないこと、悩んでいることを人に伝えたり、相談したりすることは決して恥ずかしいことではない。人のせいにすることの方が恥ずかしい」
職場などでは、ついついうまくいかないと、人のせいにしてしまったりすることがあります。人のせいにしても何も解決しないのに、人のせいにすることによって、少し楽になるからなのでしょう。私も今まで、上司のせい、部下のせいと思ってしまったことは何度もありました。しかし、それでは何も解決しません。悩んでいるときは相談することが一番なのです。
うまくいってないことや悩んでいることを相談するのにはある程度の勇気が必要です。自分の欠点や至らないところをさらけ出すわけですから、抵抗感があったり、プライドが許さなかったりするのです。プライドが許さず、相談せずに自己解決できればいいですが、全てがそう、うまくいくとは限りません。自己解決できない時は自己嫌悪におちいってしまったり、愚痴として表れてしまったりしてしまいます。自己解決できない不安やいらだちからついつい人のせいにしてしまうのです。悩んでいることを人に伝え、相談するということは少なくとも問題を人のせいにするのではなく、自分自身が問題と立ち向かっている証拠です。これは勇気のあることであり、素晴らしいことです。決して恥ずべきことではないのです。一方、人のせいにしてしまうということは、その問題から逃げてしまっているのです。こちらの方が恥ずべきことであると思うべきでしょう。
相談をすることができる人は本当の意味で強い人なのだと思います。