「自分に勝てない限り、人には勝てない。」
現代は好む好まざる関係なく、競争社会です。受験やスポーツの試合、レギュラー争い。コンクールや面接、就職活動。出世競争や会社での競合との争いなどもそうでしょう。世の中は競争にあふれています。人生にはどうしても人に勝たなくてはならない場面が必ずあります。しかし、人との勝負に勝つ人は必ず自分との勝負に勝つことのできる人です。苦しい練習に耐えられるか。極度の緊張の中、自分を発揮できるか。不安におしつぶされることなく前向きな心をもちつづけられるか。すぐにあきらめることなく、モチベーションを保てるか。楽なほう楽なほうへと走らずに、自分に厳しくいられるか。人に勝つためにはまず自分に勝たなければなりません。
人との勝負はほとんどの人が高校受験や中学の部活動で迎えますが、早い人は小学校高学年で迎えます。中にはもっと早い人もいるでしょう。人との勝負に好む好まざる関係なく巻き込まれる中学生段階の前、すなわち、小学校段階において「自分に勝つ心」を育むことが何よりも大切であると思います。