そうなのよ。今は彼の暖かさと力強さが、心の中に突き刺さったのに戸惑ってるのよ。
だって、ドウしたら好いのか泣くだけしか出来ないんですもの。セックスは勿論、抱いて下さるのも大きな身を屈めてソットでしょう。
【 身の置き場が無いって此の事なのね。】
今は何もして挙げられ無いんですもの。
「 ねえ、もう落ち着いたのよ。お腹が張って苦しいけど、何かして挙げたいのよ。レイ・ファン・カルロスではコーヒーを煎れる位しかキッチンは使わないでしょう。せめてお背なを流して挙げたいのよ。」
「 身二つに成ったらな。今は見事なお腹を見て、そっと洗うだけにしといて欲しいんだ。違うってば。ほら、お腹がピンと張って、どうやら妊娠線が出て来ただろう。何とか消す方法は無いのかな。」
「 今のままで好いのよ。娘にも見せて挙げたいのよ。
貴女が大威張りで育ったから、お母さんのお腹の皮下脂肪が二つに割れちゃったのよってね。傷テープを貼って左右から縮めれば好いって言われますが、珠樹は普通にしときたいのよ。今は見えないけど、お腹は真っ白なんでしょう。
お嫌でしょうけど見て欲しいのよ。みみず腫れに成ってたら気味が悪いでしょう。」
「 綺麗だよ。おへその下から10センチかな。お前のデルタは小さいから、其処までは伸びて無いぞ。マッサージして遣りたいが――――」
「 其れはダメよ。ねえ、会陰マッサージするとバァギナが裂けないから後々の締りが好いって言う看護婦さんも居るのよ。
ダメよ、其んなのしたらお腹の娘が驚くでしょう。此うして開くから傷に成ってたら教えて欲しいのよ。
我慢出来なかったらチョットだけならー」
「 其んなの出来る筈が無いだろう。お前が苦しんでるのだから俺の少しの我慢なんて――――」
「 嬉しいけど、其れが普通だとは言えないのよ。珠樹の気持ちとしては69で出して挙げたいとは思ってるのよ。」
「 其れこそ普通じゃ無いだろう。一高時代も皆んな寮のベッドで催してたんだ。
オナニーする奴の顔を見てたら、引き攣った哀れな顔だったんだ。だから死んでも俺は遣りたくなかったのさ。確かに女を買ったのは拙いとは思ってるさ。
そうだ、お前の為だけでは無いんだ。後少しの辛抱は、お腹の娘の為にも取っときたいのさ。考えるな、どれどれ見せてご覧。綺麗だよ、まだピンクのままだから、事に依ると裂けるかも知れないな。」
言っちゃってから拙いとは思ったのさ。でも珠樹は笑って呉れたんだ。此れが妊婦の愛かも知れないと感じたのさ。