「 やっぱり羊水検査でしたのよ。普通でしたら後何週か待って、一回目の確定検査をするのですが、お背中から羊水を取っての検査を先に済ませましたのよ。」

    「 そうか、良かったな。すると何日後に全部の検査が有るのかな。」

    「 まだ日にちが決まったのでは無いのですのね。今日は偶然、熟練の先生がいらっしゃったので、経験が必要な羊水検査を先行して済ませて頂きましたのよ。後は病院の都合が有りますので、お電話で検査日の指定が来る事に成ってますのよ。実を言うと20週目のこの羊水検査に流産の危険が一番有りましたのね。母にも聞いて居ましたが、此の検査だけは熟練のお医者さんで無ければって言われてましたの。

        何も心配は有りませんだけしか教えて呉れませんでしたが、20週目の検査で詳しい事は教えて下さるでしょう。」

     笑って挙げましたのよ。今は其れが一番なんですもの。


    「 お腹空いたわ。病院の食堂ドウかしら。」

ノーに決まってるでしょう。

    「 やっぱりレイ・ファン・カルロスに帰ろうか。モンジュイックのパルが一番落ち着けるからな。」

    なんですか、今の気難しさを解すのに彼の言い成りに成りましたのよ。まだお昼を廻った時間でしたので、のんびり3号線のディアゴナル駅まで歩きましたの。がら透きの地下鉄でも彼はチャンと立って居ましたのよ。見上げましたのに今日は一回り大きく感じましたの。

    やっぱりスペイン村から入って、カタルーニャ美術館のパルに直行しましたの。何時もの食欲に戻ったので、安心して見詰めて居ましたの。お話しを切り出してもってね。