「 お着物って着れば好いって物では無いのよ。慣れるのには何年も懸かるのね。内の芸者さんだって和服ではお掃除もまま成らないって、普段はカジュアルなお洋服で通してるのよ。」
声を殺した低温で怒鳴りつけたんだ。
「 其んなのを聴いてるんじゃ無い。マリーを和服の飛びっきりのモデルにしてって言ってるのさ。京都で祇園の舞妓さんにがっかりしたんだ。お酒のシミが残った中古の着物をだらしなく着て居たんだ。其れ位は着物の知識が無い僕でも判るのさ。マリーにはおニューで誰れが見ても気後れし無いお人形に作ってって頼んでるのだよ。一回ポッキリで構わないんだ。ズート着て居たいと言うのなら、365着を仕入れておニューを着て貰うんだ。36億捨てても好いって想ってるのさ。銀座で皆んなを振り向かそうなんて思っちゃ居ないよ。今のままでも輝いてるのだからね。」
ビックリ仰天して口を開けてボケーとしてたんだ。
マリーのヌードを作っちゃったのさ。全くのスッピンなんだけど、引き締まったデルタと長い足に脂が乗って光ってたのさ。
「 君も脱いでご覧。マリーは自信が有るから進んでスッポンポンに成ったのさ。悪いけどマリーと並んで欲しいんだ。僕も脱いだって好いけど、貴女が着て来た裾が綻びた着物を着ても好いよ。気の毒だけど今の貴女は綻びた着物が似合ってるのさ。僕の若さを分けて挙げるから、おニューが似合う女性に成って欲しいんだよ。何も考えないでマリーを日本人形に作って欲しいんだ。其れが出来るのだったら貴女のお腹の皺も無くして挙げるよ。セックスって魔法でね。」
脱ぎましたよ。マリーが見たら昨日の抜きすぎでおへそは叩いて居なかったね。
女将さんは釘付けに成っちゃったんだ。僕はラージだけど、力を入れると超お固く成っちゃうのさ。
やかんをぶら下げるって言うけど、マリー
が遣ってって言うから襖をぶち抜いた
事だって有ったのさ。襖って木の芯が
入ってるんだね。其れだって突き抜いた
時も有ったよ
其んなアホは二度とし無いよ。
「 ほら、マリーのお腹と比べてご覧。タルンデ横に線が入ってるでしょう。此れを消して挙げるからマリーを日本人形に作って欲しいのさ。本物のセックスって此うするんだよ。」
逆さに持ち上げたのさ。マリーが宙に浮いた首にお股を入れて支えたのさ。
「 素敵だよ。まだ娘の色が残ってるね。お腹も同じにして挙げる。」
ウーもスーもキャッも無かったのさ。カニばさみでゆっくり料理したんだ。
ご報告なんかしませんよ。お腹が引き
締まって来たのだけは教えとくよ。単純
なんだよ。腹筋がたるんでたのをチョッ
ト鍛えただけなのさ
マリーが頬をマッサージしたから、重力に引っ張られて居た唇も持ち上がったよ。釣られて目じりの皺も消えちゃったんだ。
「 素敵だよ。鏡を見てご覧。何歳に見えるかな。」
なーに、衰えてた細胞が戻ったのとは違うのさ。
「 此れだったら5・6年先に成ったのね。」
とは、マリーの感想なんだよ。何れは二人でお水採りをし無ければは消えて居ないさ。明くる日の一番で東京に戻ったよ。
「 柳橋に出入りして居た呉服商に連絡するわ。」
「 知らないけど、止した方が好いのと違うのかな。花街相手の商売ってまともじゃ勤まらないでしょう。下働きの男や女中さんには関係し無いと思うけど、籍を置いてる芸者衆にリベートが行ってるなんて常識でしょう。二級品を掴まされる様なボンクラとは訳が違うんだよ。伊勢丹に行こうよ。どうせテナントなんでしょうから、入って居るお店の相場で交渉するのさ。三越は買い取り一本だって聞いてたから、交渉の余地は無いのさ。伊勢丹の高額商品の売り場はフランチャイズに決まってるから、ダイヤも時計もシモンズだって展示室に行けばプライスダウンは常識なんだよ。だから伊勢丹に行こうよ。」
此れってノンフィクションなんだよ。伊勢丹では値引きに応じないね。和服売り場はフランチャイズに決まってるから、
お店で見せて貰う
と成れば、伊勢丹相場なんか通用し無いのさ。