無駄遣いとバカ使いね。此れが意外と難しいのよ。無駄だと思える事って数多くあるのね。セックスも同じだけど、一時の興奮で行っちゃうセックスも有るのね。愛だとかって誤魔化すけど、其れが生かされるかトラウマに成って残るのかの違いなのよ。
「 皆んな無駄だと思う物を捨てられないでしょう。此れって女の特権では無いのよ。功を見てても
捨て様かドウ仕様かで考え込んてる時も
有るのよ。見てると目を吊り上げて踏み
潰すのね。心の中の葛藤と戦ってるのよ
判るかしら。自分で無理に変化を作ってるのよ。変化を作って其れにドウ対応するのか考えてるのね。一瞬で捨てて仕舞う事も有れば、マリーに襲い掛かって来て、終わってから笑いながら捨ててる時も有るのよ。二人のセックスってお互いの心に変化を作ってるのね。」
イヤな役割なんですもの。楠さんは少しは判って来た様なのね。散財を抑える事でお金が溜まるのをね。柳橋の女将さんは男女の性に毒されてたのね。弥太郎さんに落籍されるまでは、男の性の奴隷が続いたと聞いてるのよ。落籍されてからの60年を、あたら無駄なご清潔で交わして来たのね。
功の猛烈な突撃で、三途の川から戻されたのに、今又、無駄と言うよりはバカなご清潔に戻ろうとしてるのよ。何れは娘たちもホントの性の悩みを女将さんから知って欲しいとは思うのね。そりゃ功が無駄遣いをするのなら、目を瞑ってる位の器量は有る心算なのよ。其んなの功と女将さん、其れに楠さんとの二人の問題なんですけど、まだ未経験の娘たちに性のハチャメチャを求めるほどのアホでは無いのですもの。ですから功に換わってバカな散財で三途の川を忘れさせるしか無いのね。
「 功と来たのも桐箪笥を茗荷谷の新居に欲しかったからなのよ。言っちゃ悪いけど、女将さんの知識って和風に集中してるでしょう。隠しても症が無いから言っちゃうのよ。
典型的な鳩胸、出っ尻でしょう。日本人
の特徴では無いのよ。男を喜ばせるの
に出来てるのね。かなや旅館のお風呂
で見てたら、おさねが皮からチョコンと
覗いてるでしょう。男が一番喜ぶ体なの
よ。勿体ないからマリーとレズをしても
好いって想ってるのよ
其れは冗談にしとくけど、特技のお着物で散財して欲しいのよ。功の話だと擦り切れるまで着崩した帯も捨てられないって聞いてますのよ。捨てる前提として和箪笥を新調して、お着物と帯で埋めて欲しいのよ。娘たちが知らない和装で散財の無駄も教えて欲しいの。其れが出来るのだったら、楠さんにも女将さんにも少しだけは功を譲ろうと思ってますの。
あら、セックスにも無駄が有るのを知って欲しいのよ。考えたら功とは、無駄なセックスが多かったのね。何時も合意して結ばれたとは限らないのよ。マリーのストレスをぶつける時も有れば、功の照れ隠しで責めて来る事だって有るのよ。其れが今に成って生きてるのよ。皆んなには譲れませんのよ。でもお二人には功を譲っても好いと思ってるのですもの。マリーの黒い肌のハンデは、其んな所から小さく出来ますのよ。忘れるなんて出来なくても、小さくする位は出来る様に成ったのですもの。」
飛んだところに飛び火して仕舞ったのですのよ。来て呉れない功が悪いのよ。