ローマが大理石の街ならバルセロナは花崗岩の街の感じなのよ。如何にも落ち着いてどっしりした石組が街を整然と形作って居るのね。港に隣接した1キロ四方の町は、古いカテドラルを真ん中に据えて生活感の溢れる作りに成ってますのよ。
一方で地中海に面して作られたシウタデリャ公園から北に延びる街は、造られた近代都市の感じで真っ直ぐ伸びた何キロもの道路に囲まれた美しい街なのよ。其の対比が住み易い外観とカテドラルを中心にした旧市街とに分かれて居て例え様が無い落ち着きを見せて居るのですもの。カラっとした地中海独特の気候と合い間って、観光にも便利な一面と住みたくなる親しみを持った街に成って居るのよ。
黒い花崗岩の外壁の落ち着きに比べて、一歩中に入ると色鮮やかな装飾タイルに驚かされるのよ。多くの建物が光を取り入れる様に作られて居ますので、其の明るくて鮮やかな装飾が天井まで覆いつくされて居るのは圧巻なんですのよ。シチリヤの様に大きな市場を作らない代わりに、ディアゴナル通り沿いに作られたエルコレティングレスの周辺にはスペインを代表するファッショナブルのお店が並んで居て、観光客を飽きさせない作りに成って居ますのよ。道路は整備されて居るのに車の影は見えませんので、地下鉄を初めとした公共交通を使う様に作られて居る感じなんですもの。
そうかと言って一歩デイアゴナル通りを外れると、生活に密着したお店が数多く見掛けられるのですのよ。観光と生活を両立させた街って日本では見られませんのね。
「 其うなんだ。穏やかな地中海と背後に迫るカタルーニヤの丘を取り込んで、豊かさの上に作られた街なんだ。加えてカソリックに固執し無いおおらかな宗教感で街を作って居るだろう。だから何世紀にも渡って支配者が芸術家を取組んで、バルセロナ独特の街を作ったのだな。見れば判ると思うが、其の時代で街を作った芸術家の遺産の美術品を展示する美術館が数え切れないほど多いのさ。古くから芸術を大事にして来たので、其の時代に活躍した芸術家の美術館が作られて居るのさ。何日も掛けても回り切れる数では無いな。入場料も制限して居る様だから、長期の観光を誘って居るのがバルセロナの豊かさを反映して居るとも言えるのだな。」
云われなくても判りますのよ。
いっその事住んで見たいと思わせる
街なんですのよ。
飽きさせない裏には街の豊かさが随所に見られるのですもの。其れってお食事とお泊りの豊かさだけでは無いのですもの。日本の多くは知りませんのに、何処を探しても住むのも自由で見て歩くのにも人の息吹を感じる街って、日本では見掛けない素晴らしさなんですのよ。