「 あの子たちを利用してはいけないって考えてたのよ。そうか、引っ張るだけではダメだって言うのね。トモスレバ利用を考えるのって立場が違うってのが頭の中に有ったのよ。言われて見れば分かる事も有るのよ。お化粧品も其うだけど、リングもピアスもアクセサリーの全部があの子たちのセンスには敵わないのよ。

       真似してはいけないって悩んでたのよ。

       盗むのも借りるのもダメって

言われて見ればかなりの物に其うした思いが有るのね。そうか、あの子たちも同じ悩みに嵌ってたのも有るのよ。変な屈託が有るのね。

       此れを続けたら利用するのが嫌われる

       のじゃ無いかが先に立つから、言い出せ

       無かった事も有ったのよ。そうか、先に

       利用しちゃえば好いのね。ピアスのセンス

       や流行を利用すれば。」


其処は男には立ち入れないのさ。

    「 うーん、二人居るのを忘れてたわ。マリー一人で何とか仕様って焦ってたのね。功も利用すれば良かったのね。早速ですがピアスが欲しいのよ。久しぶりにスクールバスを持ち出すわ。あの子たちに運転を教えるってね。」

    まあ好いさ。オーストラリア大使館ナンバーだから、事故したら僕が変われば好いんだ。いや、偉い騒ぎに成ったのさ。11人で天賞堂嵐が始まったんだ。ピアスなんか何処かに吹き飛んで、マリーが2階のリングに興味を見せたから堪らない。娘たちと取り合いになって僕の岩崎バンクのカードが誰れの手に有るのかも判らなくなったのさ。もうヤケクソなんだ。

    「 50億しか入って無いんだよ。11人で取り合いに成っても知らないからね。」

    ホントに其う成ったのさ。残額ゼロに成ってもまだ終わらないんだ。突然の出費って12人の心を揺さぶったんだ。

        竜巻に巻き込まれたと思いなさい。

        命が助かったと思えば

って、マリーの言い分なのさ。突然の竜巻ってメリットなんか考える余裕も無かったね。突然を作れって言ったのが後悔される天賞堂だった。