マリーは難しい立場に差し掛かってるのだよ。腰が据わって無いとも言えるんだ。黒人って立場は判るけど、だからと言って牛や豚じゃ無いんだよ。人間なんだってのが自分の中にどっしりと腰を据えて無いのが此れまでのマリーなんだ。僕には判ってるんだが、ドウも説明が苦手だからチャンと言葉に成らないのさ。


    逆に娘たちを考えれば判るのさ。青森の何を嫌ってるかなんだよ。津軽の冬が嫌いじゃ無いのさ。津軽の貧乏をイヤッて程見て来たので、帰ろうとし無いだけなのさ。たった17年の人生の中で、しっかり貧困の世界に戻れば得られる物が何かってのをチャンと知ってるのさ。だから青森の話はし無いし、貧困から抜け出しても別の世界をジッと見据えてるのだよ。彼女たちの見てる大学って次のステップの足場に必要なのをチャンと知ってるのさ。此処がマリーとの思いと違うんだよ。現実の大学生活は見据えて其の中で生きて行くのも現実として受け取ろうとしてるのさ。だけど其の先も有るってのを大学生活の中からプラスに導こうとしてるんだよ。


    しっかりしてるんだ。今は10人の連帯の中で暮らしてるのをチャンとプラスに使ってるのさ。1年先に大学生活に入れば、連帯は今の現実として其の儘にしといて、連帯を外れた中で暮らしを作って行くのを着々と刻んで居るのさ。其処がマリーとは大違いなんだ。マリーは腰が据わって無いから一足飛びに生き様としてるのさ。黒人をシッカリ自分のものとして受け止めて居れば、10人の白い肌の中に入って何が出来るのかは掴める筈なんだ。

       マリーに何が出来るのかが今なんだよ。

       娘たちがバラバラに大学に入れば、連帯

       が全部切れちゃうってのでも無いのだ

       よ。青森はプラスに成らないから捨てた

       のさ。連帯も買春も其の時には必要だっ

       たから使っただけなのさ。今は邪魔だか

       らそっと外して置くのだよ。

マリー自身がしっかり自分が判って居れば、娘たちの生き方を外から見詰めて、其の中でマリーがドノ位置に居るのかが判る筈なんだ。大学って僕の物でも無いし、マリーも1年先には大学選びにマリーは要らなく成るのが現実として計算の内に成る筈なのさ。つまり大学を選ぶのにマリーが必要な所を見せれば好いのだよ。其れが判って居ないのさ。


    娘たちが大学生活に入ったとしても、マリーをバッサリは出来ないのだよ。何故かって言うと僕の女として生きてるからなのさ。凄く単純なんだ。娘たちは僕のお金を大学で使おうとしてるのさ。何でも好いけど、自分たちの持ってる250万円には手を着けないで、僕のお金で一番プラスに成る大学を選ぼうとしてるのさ。マリーは此れを

       随分身勝手な生き方をして居る我儘

       娘たちなのね

位に思ってるのさ。其うじゃ無いでしょう。あの子達は与えられた条件の中で、一番の道を歩いてるだけなんだよ。僕の誘いに乗って買春したのも自分たちが一番プラスに成ると思ったから遣ったまでなんだよ。其れがあの子達の生き方なんだ。次のステップで買春とおさらばするのに10人の連帯を使っただけなのさ。自分たちの生き方はチャンと作って行きながらね。


    「 ドウシテ自分本位に出来るのか不思議なのよ。」

    不思議でも何でも無いのだよ。其れってあの子達の生き方なんで、僕とマリーと違う道を歩いてるだけなのさ。マリーは自分が出来て無いから、兎角人の目が気に成るのさ。娘達とは別人格だってのがハッキリして居れば、後1年娘達との共同生活が有る中で、何をすべきかが判る筈なんだ。僕は娘たちの実家は外せないって思ってるだけなんだ。

       実家って其れだけを考えると混乱する

       のだよ。孫と祖父の関係だと思えば

       はっきりするでしょう。10人の娘達とは

       他人なのさ。偶々同じ船に乗り合わせた

       と考えればある時には関係し合う

事だって有るだけなのさ。マリーは自分の住まいが作れて居ないからお隣の住まいが気に成って仕方が無く成るのさ。


    ホントは単純なんだ。僕とセックスで知り合ったのだから、黒人のおま××を自慢して僕のチンポと話し合えば好いのさ。

       ヤリタイってのが人目を気にするのから

       抜け出せないのさ。娘たちは親方連中の

       ロリータ願望を巧く使っただけなんだ

好いも悪いも無いのだよ。ファックの替わりに69で親方をアシラッタだけなのさ。偶々アホな親方に絡まれたから僕を使ったんだよ。使われたのを断れないから殺しただけなのさ。殺せないのだったら断れば良かったんだ。山田が言って来たのがホントだったのさ。

       あのアホにそこら中に落書きされたら

       10人が傷つくのよ

だったのさ。アホほど単純に動く物なんだ。後先や色んな関わり合いは関係が無いのさ。非常識って云えば其れまでだけど、人間が集まればいろんな奴が居るのだよ、僕も其のいろんな奴の一人だから、色んな手を使っただけなのさ。其の繰り返しで何十年かは生きてく心算なんだ。