「 ねえ、マリーが頼んだら皆んなと一緒にお風呂に入っても持ち上がらないで我慢して呉れるかしら。」
「 遣って見ても好いよ。とてもムリだとは思うんだ。あの子達今が最高なんだよ。おっぱいだって此れから崩れて行くに決まってるでしょう。今はブラ無しでも見事なんだ。マリーのおっぱいとは違うハチキレ様なのさ。コチコチで指も弾いて仕舞うのって堪らない魅力なんだよ。男の目の着け所は先ず胸なんだ。マリーの胸の筋肉は背筋から繋がってるから外に広がらないでしょう。あの子達は此れから部活に入って運動をすれば、胸に肉と脂が着いておっぱいは広がる筈なんだ。彼女たちも其れ位は知ってるから―――」
「 待ってよ、其れって何処の国でも同じなのよ。アメリカでもブラを締め付けて胸に痕を残してる子が多いのよ。大きくするのはシリコンで出来るけど、広がらない様には出来ないのよ。マリーは第二ボタンまで外す様にしてるけど、そうかなあ?男の人の視線って先ず顔なんでしょう。」
「 うーん、性教育をするのじゃ無いのだよ。大抵の男は先ず胸を見るのさ。ペチャンコだったら奇妙に安心するんだ。胸と顔を同時に観察してから足に移るのさ。
昔から大根足って言って、白くてズブッと
してるのが娘の特徴だって云われてた
のさ。其れって足首が締まって無いのを
言ってるのさ。走るってのをし無いから足首が締まらないんだ。男が見たいのは太ももなんだよ。お尻が持ち上がってるとか垂れてるってのは、女の人が気にしているだけで男は其れほど気にして居ないんだ。あの子達は雪国で揉まれて来たから理想の体型に近付いてるんだ。僕には危険すぎる体なんだよ。」
格闘しながら話したのさ。猿ヶ京温泉も二日目に入って居るから此れがお休み前のご挨拶なのさ。もう三発は送り込んでるけど、中休みにエッチな話をしただけなのさ。
「 其れ位は判ってますのよ。あの子達とのお付き合いも3年には成るわね。でも功とはすれ違いが多かったのよ。ドウかしら。功に何処まで反応するのか見たいのよ。娘は父親に憧れるって言うけど、功に憧れるのが自然だとは思うわよ。其れって女の性が何処まで絡むのかを知って置きたいのよ。マリーのお願いだから興奮を抑えて一緒に温泉に入って欲しいのよ。お願い、其れが出来たらなんでも言う事を聞くから―――」
「 待てよ、今だって僕の言い成りに成ってるでしょう。そうだよ、芝浦時代は一日中ヤッテタ事も有ったでしょう。今度帰ったら日曜日に僕の小屋で抜かずに一日中締め着けて居らるのなら考えても好いよ。」
「 ズルいわ。戸田の小屋だったら蕨署のポリだって来るでしょう。日曜日だって全休には成らないでしょう。ポリに見られたら拙いって無いでしょう。」
「 何が拙いのかな。連中はマリーの事を良く知ってるのだよ。今までは外のおしっこ小屋で聞き耳を立ててたけど、今は知らん顔をしてるでしょう。マリーの悲鳴なんか先刻承知なんだ。毛布を被るのは許して挙げるから24時間離れないって約束できるのなら頑張って見ても好いよ。」
何とも残酷なテストが始まったのさ。
「 白状するとあの子達が悔しいのよ。真っ白い肌は卒業した心算なの。マリーの黒いのは諦めが着いたのよ。此れって功に捨てられない自信が出来たからなのよ。前はドウシテもおどおどしてたのに、功が結婚しても好いって言って呉れたので安心したのよ。いーえ、嫌われない自信が着いたのよ。娘達にも負けない何かを掴んだの。愛とは違うと思うけど、世界でたった一人の功に近付いて来たのよ。お願い、何でも言う事を聞くから、あの子達に男が我慢するとおチンチンが持ち上がらないって教えて遣りたいのよ。此れって十文字の女社会を卒業する第一段階なのよ。」
参ったね、其のテストに使われるってのが癪なんだよ。
「 功しか居ないのよ。此れってテストじゃ無いのよ。あの子達が女子大を選ばないかも知れないでしょう。何れは男を作るのが普通だとしても、功はマリーが独り占めして置きたいのよ。何でもするからあの子達に目も呉れないって証明して欲しいのよ。」
泣き出したマリーなんて初めてだったんだ。僕も目頭が熱く成って来て、思わず抱き締めちゃったんだ。変な感じだったのさ。8年付き合って来て、離れてる時もマリーの面影を追って居たのに気が着いたんだ。愛って育つのだね。
マリーと一緒に住めないし、子供を作る
のも現実社会では拙いから
と、抑えてた感情が爆発したんだ。
好きだよ
って抱き締めたら、マリーも千切れる程締め付けて来たのさ。今までのアメリカンと日本語のチャンポンなんか何處かに飛んで行って言葉が要らない二人に成っちゃったのさ。泣きながら交換し逢っただったね。