「 最初は二人だったのよ。ベッドに縛られて乱暴されたの。油断したのが不覚だと思ったのに、男の一団を呼んで来たのね。
50年前の捕鯨船の敵討ちをする
って、西海岸で何が有ったのかを聞かされたのよ。裸で縛られて居たでしょう。もうボーとして何をされたのかも覚えて居ないのよ。気が着くと違う男が圧し掛かって来てたのよ。其れが夜まで続いたの。もう考える気力も無くなったのよ。胸からお腹も顔にも男の吐き出した物が掛かってたのよ。恐らく三回は乱暴された見たいだったのよ。」
聞かねばだけだったのさ。今日一日で全部吐き出させる心算だったのさ。ドンペリを口移しで飲ませてソット分けて入ったんだ。
「 気を利かせて下さるのは嬉しいのよ。でも凄い話なのよ。」
「 好いんだ、神田市場の屋根裏部屋で、10人の悲鳴が合唱に成って響いてたんだ。小さくなったチンポを隠して親方たちが梯子を下りて来るでしょう。ガーゼのタオルとお湯のやかんを持って屋根裏部屋で介抱したのさ。血止めを塗ってぼんやりしてる10人を綺麗にしたのだよ。青森で買春してたなんてウソ見たいだったんだ。1万円を握り締めて僕が拭くのに任せてたんだ。其の気持ちって無かったね。」
「 そうだったのね。判るわ、マリーは酷いと思ってたのよ。10人皆んな同じだったのね。」
「 そうだったのさ。次の日は休ませようとしたのに、皆んなが続けるのならって、まだ痛む筈なのに屋根裏部屋に向かってったのさ。見送る気持ちって無かったよ。」
幾らか気が楽に成ったのだね。凄まじい1年を話し出したのさ。
「 お婆さんが食事を差し入れに来たのよ。
私も毎日船員たちの奴隷にされた
のですって。生きなければだけで耐えたって教えられたのよ。功が助けに来て呉れるだけが頼りだったの。其れから縛られはし無かったけど、大の字に抑えられての強姦が続いたのよ。功で鍛えられてたから血は出なかったわ。其れだけがあの子達とは違ってたのね。」
何としても今日全部吐き出させる心算に成ったのさ。だからドンペリを飲ませて熱く成ってるのを一気に叩き込んだんだ。
「 嬉しいのよ。此んなに汚れてるマリーでも、功と一緒に生きて行けるって感じるのよ。そうよ、此の熱さなのね。あの子達が血のにじむセックスで男を1万円の為に受け容れてたってのが判るのよ。マリーの頼りは功なんだけど、アノ10人も功が頼りなのね。全部話すから娘たちもお願いね。」
其れから延々と話は止まらなかったんだ。余りにも残酷なので言う事は出来ないよ。男って獣に成りがちな動物なんだよ。考えれば12歳の娘たちに市場の荒くれの親方たちを世話した責任は、一生掛かって償わねば成らないって感じたのさ。マリーに償うのとは別の罪の重さが有るのだよ。だからって僕には稼ぎ捲るしか無かったんだ。マリーに負んぶしてね。