「 マリーに何をさせ様って言うのよ。具体的に言って呉れないと混乱するばかりなのよ。」
「 じゃあ幾つかを言うよ。先ず東京オリンピックが終わるとマリーは40歳に成るね。其の現実をしっかり捕まえて欲しいのさ。40歳のマリーが今と変わって居ない努力をして欲しいんだ。先ずセックスだね。マリーの為にじゃ無いよ。僕がマリーのおま××を欲しいのさ。今は毎日だけど、少しずつ節約して50に成っても60に成っても僕の求めに応じられる様に節制して欲しいんだよ。取り敢えずは一日おきから初めて、週一でも週二でも満足できるセックスに変えて行こうよ。」
「 呆れたお人ね。其れしか考える事って無いのかしら。」
「 あー、無いね。根津で娘たちとお風呂に入って居たでしょう。もう必死に堪えて居たんだよ。持ち上がるのをあの子達がオモチャにしてたんだ。其んなのムリに決まってるでしょう。此処に戻って来ても娘たちのおま××にマリーの其れが重なった夢しか見ないのさ。だからマリーを呼んだんだけど、其処ん所を察して欲しいんだ。オリンピックが終わっても僕の勢いは止まらない気がするのだよ。変態って言われてもマリーだったら許して呉れるでしょう。其れがマリーがお婆さんに成ってたら僕が困るのさ。判ってよ。僕のセックスとお金儲けは変態に近いのさ。前にも言ったと思うけど、オリンピックを期限として娘達とは違う道を歩きたいのさ。だから40歳のマリーが小母さんでは困るのだよ。」
「 困った坊やね。マリーだって気が着いてるのよ。おっぱいが垂れて来てお腹に脂が着いて来たら功に捨てられるのじゃ無いかと焦ってるのよ。そうか、40までの6年間を摂生すればいいのね。でも目の前に功の凸が有ったらマリーの凹が我慢できる保証は無いのよ。ドウスルのかは功が決めてよ。」
「 困ったマリーだね。此う仕様よ。あの10人と楠さんを入れた12人の女性たちと温泉の一泊を作るのさ。出来たら混浴で欲情したマリーを僕が介抱するっての――――」
「 待ってよ、欲情するのは何時でも功でしょう。好いわマリーが介抱すればいいのね。混浴は余分だと思うけど、」
「 違うんだよ。あの子達に男を世話するなんて無理に決まってるでしょう。だから僕で発情を促して集団から一人ずつ離れて行くように仕向けるのさ。」
「 呆れたお人ね。何処まで行ってもセックス辛みなのね。そうか、功の体とおチンチンを見せて、男の品定めを教育し様ってなのね。確かにピカイチの功だけど、楠さんが発情したらドウスル心算なのよ。」
「 其れこそ判らんマリーだね。確か楠さんは27・8の筈なんだ。男が欲しかったら買えば好いのさ。其れ位のお手当ては出しても好いよ。あの人だったら黙って居ても男は寄って来るさ。あの人の頭の中にはセックスを売るしか無いのだよ。其れを買うのに変えれば、事に依ると所帯を持つ気に成るかもなんだ。家政婦なんか幾らでも居るよ。娘たちに選ばせれば平穏が保てると思うんだ。」
「 そうか、楠さんを追い出す混浴なのね。功らしい発案だとは思うわ。此れまであの人を利用して来て此処でポイするなんて――――」
「 待ってよ、誰れもポイするなんて言って無いでしょう。其の可能性が有るって言っただけなんだ。ホントを言うと市場の買春でも楠さんは娘たちと同じに1万円を通したんだよ。其れだって娘達には差が着いてたから、今でも其のしこりは残ってるのさ。仕切り直しを言うのじゃ無いが、あの人には今が転機だと思うのさ。此の侭ズルズル行ったら娘たちに置いて行かれる時が来ると思うのさ。人情と現実を巧く絡ませるのが大人の生き方でしょう。マリーも少しは判ってよ。」
楠さんをダシに使ったけど、マリーの人情深いのも程々ってのが有るのだよ。切れないとしたら男の僕が遣るしか無いのさ。