「 ハスラーローマの奥様ったら、女医の権限でヤー様の子種をお調べに成ったのよ。始めて見る珠樹も腰が抜けそうだったの。ヤー様をベッドに寝せて下半身を剥き出しにしたの。ドウ遣ったのか見て無かったけど、試験管に半分はヤー様のミルクを絞り出したのよ。まだピクピクして垂れてるのをガーゼで拭いて珠樹に見せたのよ。其のままでお二人は何か話して居らっしゃったの。其の内ヤー様の聳えて居る所に試験管を当てて、同じくらい搾り取ったのよ。其の夜ヤー様が教えて下さったの。
子種は十分だから焦らずに1ヶ月は
休養を取らせなさいって云われた
のですって。
ベッドルームを別にされたから、一週間は別居生活に成ったのよ。」
其れって珠樹の恨み節なんだ。ウソを書いてた裏には、別居の弥太郎さんの浮気を言いたかった見たいだったね。イタリア女性のあからさまなアタックを書いて居た裏には、受け入れの自信をそれと無く書いて居たのさ。まさか弥太郎さんが其処まで回復してたとは信じられないよ。だけど珠樹の中坊にそれほどまで刺激されたってのは、ロリータの素質が有ったのかも知れなかったのさ。
「 一週間目に糸を抜いたから、そっとお願いしてチャレンジして頂いたのよ。
此れで我慢して呉れ
って、頭を半分だけ覗かせて下さったのよ。まだ熱いだけしか感じなかったの。でも此れで独占できるから珠樹の彼に成ったのよ。」
よっぽど奥様には恨みを待ってたのだね。其れを恨むようではイタリアには住めないよって言って遣りたかったのさ。
「 おみおつけの朝ごはんを作って挙げたいってお家を探したのよ。」
そう来ると思ってたよ。珠樹は賢いだけでは無かったんだ。殆どの女性が持ってる
したたかさの上に、抜け目の無さも
持ってたのさ。女性って男の暴力に耐えるのに、抜け目のない賢さも持ってるのだよ。偶に其れを持たな女性は警察に駈け込んでも救われないのを地獄で知る事に成るのだよ。僕の想定では、5人に1人の暴力男が居ると思うんだ。殴られる前に処理する女性が殆どだと思うよ。離婚って手も有るだろうし、もっと強い男をけし掛けるって処理の仕方も有る筈なのさ。いずれにしても男の暴力を受けて居ない女性は少ない筈なのさ。
其の中から苛めに対応できる
様に成るって言う奴も居るね。でも被害を訴えても取り上げられるのは極く一部で、多くはなし崩しに女性の泣き寝入りで終わって仕舞うのさ。珠樹の場合が其れに当たると思うんだ。暴力とは違うけど、イタリア女性の積極に対抗するのには
ハスラーローマとは別の家を
探すのが現実と言う物なのさ。
「 婦人警官が、思わぬところで空き家探しに協力して呉れたのよ。アルファロメオでテベレ川沿いに南に下ったの。ローマの市街を離れると遺跡の中を下って80キロ先には山に掛かるのね。丘陵を切り開いたブドウ畑の中の一軒家を見つけたのよ。ヤー様は牛小屋だと嫌ったけど、前にはテベレ川の支流の小川が流れてるから其処に決めたのよ。」
めんめんとご新居様の様子が書いて有ったのさ。よっぽど嬉しかったのだね。暫らくそのリニューアルを聞いて貰おうか。
「 彼だって――――ヤー様が彼に変わったのだよ――――イタリアでお家なんて初めてでしょう。婦人警官が動いて呉れて
許可が出たから家を改造しても良い
って、建築屋さんを連れて来たのよ。彼ったら、
何の許可かも判らないのさ。
殺しが有った家かも
って脅かすのよ。牢屋だって彼と一緒なら好いってリニューアルに踏み切ったの。
婦人警官がリベートを当てにした業者
だろうって言うのに、幸運だった様で格安の改造に成ったのよ。イタリアって上下水道は何處でも通って居るのね。確かに大きな倉庫の風情だったのよ。其れが新築の様に暖炉も組み込んで素敵なお家に成ったのよ。きっと彼が裏から手を廻して呉れたと思うの。婦人警官には悪い思いをさせたけど、其の分お礼を弾む様に彼にお願いして有るのよ。」
まあ此れもヨーロッパを知る上でのお勉強に成ったと思うのさ。
警護にローマ警察の内勤の婦人を廻して寄越したってのは、彼が言うのには戦後の復興に共産党が妨害するので、大量な警察官を採用した名残なんですって。
「 平和が戻ったからって急には人員を減らせないだろう。だから余分な婦人警官を廻して寄越したのさ。」
と仰るけど、姥桜さん思いがけ無い所で役に立ってるのだってさ。其の内気が着くさ。何処で役に立つかをだよ。
「 でも好いのよ。珠樹だって此の侭では姥桜に成るとこだったのよ。彼が役に立つのは子種の採取で良く判ったわ。今は珠樹が痛いのを楽しいのに変える実験をしてるのよ。お家が出来たら彼のご趣味を働かせて見ようと思うのよ。」
マリーもそうだったけど、二十歳の半ばまでバージンを通した女性って急に激しいのを求めるのだよ。先が短いのを意識してるって言う先生も居らっしゃるけど、其れとは違う心の急変が有ると思うんだ。マリーは激しい僕に併せて居たので、知らない間に其処を通り過ぎたと思うんだ。珠樹の激しいのも書いて有ったね。其れを教えるのも、其の年代の女性の為だと思うから書いて置くよ。
「 丘陵一杯のブドウの丘って素敵なのよ。お家の改造中に畑の持ち主が見えたのよ。バーベキューで接待して住むのを認めて下さったの。昼は前の小川で水浴びでしょう。夜は星空を眺めてのお遊びですから、解放されたお遊びって彼も鬼に成るのよ。ベッドに包帯で縛られてのお遊びなのよ。
手だけは許してって
足を縛られた奴隷に成った気持ちなの。其れが彼のお好みなんだけど、珠樹もおかしくな成りそうなのよ。」
なんて書いて有るのさ。其処までは教えなかったね。だけどセックスの中には奴隷の刺激も有るのだよ。癖に成らないようにする刺激なら結構なお遊びなんだ。少しは考え無いでも無かったね。弥太郎さんのお歳からすると道具を使ったセックスも有るのじゃ無いかとは思ってたんだ。だからって珠樹を縛ってなんかは遣らなかったよ。其れに似た経験はさせてたかも知れないさ。此れほど赤裸々に書いて寄越したのは、実験の中で其の様な体験が有ったのかもとは思ってるのさ。