「 3学期を頑張りましょうって言葉ほど、無責

任で取り留めも無いインチキは止しましょう。100点取ったから頑張ったって言えるのかしら。仮に其うだとしても、テストが終わった後のむなしさを考えたら

        頑張るって言葉には意味が無い

とも言えるのじゃ無いかしら。ですから3学期を小さく分けて考えましょう。」

    呼び出しを何とか掻い潜って帰った夜に娘たちと話したのよ。

    「 皆んな似た様な物だと思うけど、中学三年の三学期はもう高校の一部に組み込まれて居るのね。先生方だって其う考えてるのじゃ無いかしら。其れを先取りして生徒や先生の先を読むのよ。此れって何にでも言えるのね。テストの本番まじかだと、頭の中はテストで埋まってるでしょう。急にオシッコしたくなるのは其の緊張が激しいからなのね。ですから先生も、生徒の進学の事で頭が一杯だと思いなさい。其処から余裕が生まれる筈なのよ。其れに対処するのには、時間を区切って使う様にするのよ。先ず3月に入れば、卒業式と進学の諸々でお勉強は無くなると思うのよ。ですから1月の3週間と2月の4週間の合計7週間が3学期だと考えるのよ。此れは出来るでしょう?」

    娘たちはぼんやりして居るだけだったのよ。構わずお話を続けたの。


    「 土曜日は普通だったら半ドンに成る筈ね。先生方は土曜日を使って個人面談をするでしょうね。

        お家に用事がありますとか、

理由を着けて断ったらダメよ。先生は其れも過去の経験から計算の内に入れてると思うのよ。騙すのでは無いけど相手の先を呼んだら真剣にお話を伺うのよ。

        もう決めてるからドウでも好い

って態度を見せたら先生のペースに嵌るのよ。此れも十文字のお勉強の一部だと考えて、先生の要求に嵌って挙げるのよ。面談の中身よりも

        何分お話をしたいのかな

って考えて、聞いて見ようとする姿勢を見せるのよ。長くても30分でしょうから、其の30分を先生に合わせて挙げると考えたら出来るでしょう。」

    マリーが何を言おうとしてるのか、悟られる程の甘ちゃんでは無いのよ。一度で悟るほどの大人の経験は無いでしょう。今一度話して置けば、面談が実現すれば、

        あー、此の事だったのね

と、心に余裕が出来る筈なのよ。先生は3年生には何回も同じ経験をして来た筈なのね。ですから誘導する気で来るでしょうね。一度は其の誘導に乗って挙げれば卒業はスムーズに運ぶのよ。


    「 3年の三学期って、もう高校に入って居るのと同じなのよ。先生は其う思って来るから其れに乗って挙げるのよ。1学期とか2学期だったら逆らう意味も有るけど、3学期は先生方にとっては居なくなる生徒が相手なのよ。ですから逆らったらダメよ。素直に乗って挙げるのよ。ご褒美は土日で作りましょう。チャリの遠出も好いし、お部屋の作り替えも十文字に合わせてお買い物をすれば好いのよ。残った7週間の土日を思い切ったお化粧をしても好いのよ。高島屋の美容師さんが来ているでしょう。根津中ではご法度だったお化粧も出来るのよ。ですから7週間を今週の6日と考えて、根津中を乗り切りましょう。」

    細かい事を言ったのよ。此れも今まで何も言わなかったのが逆に効いてるのよ。