「 私って、ズボラなのよ。いい加減が好きなのよ。聖心に行ってる時は、明日に成れば学校が待ってると思う様に成ったのよ。逃げ込むって言うのかしら。でも卒業したら高輪のお屋敷しか行く所が無かったでしょう。前は貴男をお供えの様に見てたのに、聖心を出たら貴男の芸者に成るしかないと観念したのよ。真面目に考えたなんて―――ねえ聞いてるの。私貴男の真剣に見習おうって言ってるのよ。」

    「 聴いとるぞ。儂は真剣に生きとったと思ってたんだ。退職するまではな。お前に会った時、ふと此の子とだったら少しは気を抜いて暮らせるのじゃ無いかと感じたのさ。有んないい加減に思ったのは初めてだったな。」

    「 そうかしら。お風呂場で裸にされて抑えられてた時の貴男の顔が私のズボラを吹き飛ばしたのよ。あの時はホントに恥ずかしかったのよ。私のオマ××に変な道具を入れられて、病気は有りませんでしたでしょう。テッキリ貴男の指図だと思ったのよ。芸者に成る検査だってね。其れが凄い剣幕でお怒りに成ったでしょう。何がなんだか判らないまでも、貴男の真剣なのが伝わって来たのよ。芸者って旦那に抱かれて居れば好い位に考えてたの。其れが私をバスタオルで包んで抱いて行ったでしょう。

         此処がお前の部屋だ。チャンと着替えして

         皆んなに挨拶に来なさい

ビックリしたのよ。中学の入学式でも独りではしゃいでたのに、まるで私の就職式を為さるような仰り方だったのよ。其れが貴男に引きヅラれる様に成ったとっかけだったの。」

    お膝で胸毛を噛みながら、いい加減に遊んでたのよ。


    「 そうだったな。傍に居て呉れたら楽しい孫娘位に考えてたのだ。其れがヌードで押さえつけられて居ただろう。娘の裸を見たのは79年の生涯で初めてだったな。お前には悪いけど、先ず引き締まったお腹には目が眩んだな。ヘアが有って当然だとは知って居ても、産毛の様なのには痺れたんだ。恥ずかしいがあの時の儂の想いを言ってるのだから、コラッ、真面目に聞きなさい。」

    「 聴いてますのよ。お胸がヒリヒリすると思ったら、此れが犯人なのね。そうか、何時か刈り込んで上げるわ。」

    「 此れだからな。何時でもお前のペースで遊ばれて仕舞うのだ。此れまでの真剣って何なんだろう。止しなさい泉はトレヴィだけでは無いのを教えるのにトリトーネの噴水を見に来たのだろう。通る人が車を覗いてるぞ。幾らカーテンを閉めて居ても、隙間からお前の赤くなったおっぱいが見えてる―――――よーし、シートを倒したぞ。覚悟しろよ。」

    覚悟なんかとっくにしてますのよ。ローマってお日様までもご覧に成って居るのよ。貴男の噴水をよ。


    「 ねえ、お家を婦人警官に任せっ放無しで好いのかしら。」

    「 何も任せて居るのとは違うのさ。あの女が連れて来た建築会社なんだ。ローマでも警察お抱えの建築屋と感じたのさ。大まかな指図はしたのに、明くる日には計画図面を持って来ただろう。見れば石工も大工も入って居たな。奴らの動くのを見て居たら、夫れ々々の部署の下調べをして居たのだ。大凡の費用は教えて有ったが、此れは油断ならない相手だなとは感じたのさ。あの女に牛耳られるような業者では無いとな。まあ任せてもお前の言うズボラで通る建築屋なのさ。かなりの敷地だが、所詮家には違いないな。見て居れば手抜きの箇所も心得てるのさ。儂が提示した費用は80パーを見越して言って有るのだ。お城までとは行かないさ。完成までにはまだ先に成るな。言っただろう、適当に下見して名所巡りをするってな。」

    確かに名所めぐりはしましたのよ。私の名所を巡ってね。彼ったら正式なディナーもお望みなら、今日の様にカーセックス―――間違えちゃったでしょう。此れだって45歳をお確かめに成ってるのですもの。車の中は彼ので咽る様なのよ。私段々此れが好い匂いに感じ始めたから危険なのよ。アンネが止まる危険をよ。