まず、本ホームページが一新され、入力に慣れないので手間取って記事書き込みが遅れて申し訳ありません。
 本日、本会議での代表質問が終了したので部屋に戻り、これから、新しいホームページにおいて初めて書き込みをさせていただきます。
 これからもよろしくお願いいたします。

 二十九日の安倍総理の所信表明演説を聴いて。
 まず第一に、非常にソフトであり、ひたすら生活のこと、経済のことに話題を集中していた。従って、前半は、物産展を見て回った感想のようになった。
 後半は、外交と国防に関して表面だけに触れて流したなあ、という印象であった。

 安倍内閣の一年数ヶ月の最大の特色は、外交と国防つまり集団的自衛権行使容認にあったのに、この特色を消した所信表明になっていた。
 よって、そつない、優等生の答案のような印象をうけた。
 そして、ふと思った。
 昭和三十五年に岸信介総理が、大規模な反対デモのなかで安保条約の改定を成し遂げた。その時、経済ではなく国防と外交路線に、国民の関心は大いに高まったのである。
 しかし、その後に誕生した池田勇人総理は、国民の国防への関心の高まりによる緊張状態を忘却させるために、低姿勢に徹して、心地よい経済、つまり「所得倍増計画」を打ち出した。
 スケールは違うが、所信表明を聞いていて、安倍さんは、この池田勇人の「低姿勢」を真似たな、という感じがした。
 


以下、西村眞悟HP内「眞悟の時事通信」にて。
http://www.n-shingo.com/jiji/?page=1015