タイトルの「同じことが繰り返し起こる」という言葉は、
渡部昇一先生の本に書いてあった。
 確か、欧州の国際政治学者が、地球上のある地域では、同じことが繰り返し起こるとして、バルカン半島を例に挙げられていた。
 
 そこで、欧州だけの視点ではなく、我が国がある東アジアを含む世界史的視点からこの格言の現れている地域を観察すれば、
 現在、同じことが起こっているのは、クリミアとその周辺そして朝鮮半島である。
 ユーラシアの西と東で同じことが起こっている。
 
 まずクリミアでは、百六十年前(我が国では黒船来航の嘉永六年)に勃発したイギリス・フランス連合軍とロシアとのクリミア戦争と同じ図式の争いとして、
アメリカ・NATOとロシアとの勢力争いが起こっている。
 ロシアのプーチン大統領は、一挙にクリミアを制圧し、
百六十年前と同じように、ロシアの勢力圏を軍事力によって示している。
 これによって、「冷戦後の政治」が終わり、
 世界政治は、武力による「古典的勢力圏確保」の段階に戻った。

 そして、東の朝鮮半島は・・・!


 以下、西村眞悟HP内「眞悟の時事通信」にて。
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=986