我が国を取り巻く内外の情勢を概観すれば、まず「内」側の方、つまり、国内情勢、主流は、与党内の自民・公明両党の集団的自衛権行使に関する「協議会」が象徴してあまりある。
 即ち、かつてチャーチルが「平和主義者が戦争(第二次世界大戦)をつくった」として次に通り語った内容とそっくりそのままだ。

「何も決定しないことを決定し、優柔不断でいることを決意し、成り行き任せにするということでは断固としており、変心しやすいということでは頑固であり、全力を挙げて無能であろうとする。」
 
これが国内情勢の主流である。従って、支那の外患に対処できない。しかし、この危機を感じた国民の目覚めが大波になりつつある。つまりこの「主流」を転換させる「うねり」が渦巻き始めた。
 その現れが、百田尚樹氏の「永遠の0」への若者を中心とする大きな共感と田母神俊雄元航空幕僚長が徒手空拳で出馬した東京都知事選挙における若者を中心にした大きな力強い支援の環が広がりと、雪の中で集まった六十一万票である。
 さらに、このうねりを受けて、政界では、真の保守の結集する動きが始まった。それが、この度の、石原慎太郎氏と平沼赳夫氏の保守新党結成の動きだ。

 つまり、この国内情勢下にある我が国を、流動化する厳しい国際情勢が取り巻いているわけだ。そして、この厳しい情勢に対して、国内の「主流」が無力であり、さらに「利敵的」であることを国民が悟り、それによって、本年初頭から見え始めた「うねり」が、この現在の「主流」に取って代われば、危機は克服し得て国家の安泰は確保できる。

 そこで、次に「外」の情勢つまり国際情勢を概観する。
 
 

 以下、西村眞悟HP内「眞悟の時事通信」にて。
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=976