馬英九政権の台湾が中共と結んだ「サービス貿易協定」に反対する台湾の学生が立法院を占拠し、三十日には十一万人以上が参加する大規模デモが総統府前で行われた。

 大東亜戦争に我が国が敗北した後、台湾に「進駐」したのは蒋介石の中国国民党の軍隊だ。その結果、台湾は中華民国となった。
 しかし、それまでは台湾は、日本であり住民は日本国民であったことを忘れてはならない。
 これは、北方領土に「進駐」したソビエト軍によって北方領土は日本であるが「ソビエト(今、ロシア)」とされているのと同じである。
 
 台湾に進駐した蒋介石の中国国民党は、台湾を支配し、台湾にある「日本」を排除し日本世代の指導層を「白色テロ」で抹殺し、台湾人に「中国人」であることを押しつけた。
 従って、今、馬英九政権に反対している二十歳代の台湾の学生は、もちろん日本時代を知らない世代だ。
 しかし、彼らは台湾に中共が押し寄せるのを拒否して、中共との協定に反対している。
 その理由は、彼らが李登輝総統以来意識されてきた「台湾のアイデンティティー」に目覚めたからだ。

 では、何故、学生や若い世代は「台湾のアイデンティティー」に目覚めたのか。



 以下、西村眞悟のHP内、「眞悟の時事通信」にて。
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=956