十一月二十三日、堺の南区のホールで、「永遠の0」の作者である百田尚樹さんを招いて講演会を行った。
 我々は、この講演会の開催を、広く宣伝したわけではなかったが、当日のホールは満席だった。

 一年前、書店で「永遠の0」という題の本を手にとって購入した。本の内容を知っていたわけではなく、この題が手放しがたかったのだ。それで購入した。
 
 零戦(れいせん)、零式艦上戦闘機は、
その素晴らしいスタイルと性能によって永遠であるだけではなく、
零戦に搭乗して散華していった多くの若者が永遠なのだ。
実に、零戦と永遠は幻のように重なり合う。
日本人の死生観のなかに零戦がある。
零戦には、日本人の魂に響いてくるものがある。

 気がつけば、「永遠の0」は、現在既に四百万部が売れている。そして、年末には映画も封切られる。年が明ければ五百万部が売れるであろう。
 これほど多くの人が身銭を切って「永遠の0」を買ったということは確実に読んだということだ。
 既に四百万人が「永遠の0」を読んだ。さらに、彼および彼女の家族も読んだであろう。その読者総数は、現時点でも一千万人を超えるのではないか。
 しかも、彼らは、「戦中派」ではなく戦後生まれであり、さらに若い世代である。

 以下、西村眞悟HP内「眞悟の時事通信」にて
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=915