国連の事務総長をしている韓国人の男のことなど、馬鹿馬鹿しくて、特に取りあげる気がしなかった。
 
 韓国の歴代大統領が、任期の末期には決まって親族総出の地位利用による利権疑惑にまみれ、辞めてから逮捕されるだろうという憶測が流れる。
 これが、一種の「韓流」だ。
 従って、国連事務総長の地位に就いた韓国の男が、この「韓流」に準拠するのは当然だろう。
 彼は、自分の娘を国連の枢要の地位につけたりしたと、早くから聞いていた。やはりなあ、と思ったものだ。
 そして、本日の湯浅博さんの報告では(産経新聞「世界読解」)、彼は世界中の大学で名誉学位を収集する癖がある、韓国人ばかりを国連の主要ポストに起用する、核や難民問題に関心がない、等とアメリカのマスコミで指摘されているという。
 国連事務総長、見事に「韓流」そのものである。韓国人をそう言う地位に就けるからこうなる。

 しかし、真の「韓流」を忘れてはならない。この男が、この「韓流」から離れて国連事務総長をしているのか、反対にどっぷりつかってやっているのか。
 この真の「韓流」とは「支那追随」だ。事大主義とも言う。

 この男は、韓国の外務大臣の時も、国連事務総長になっても、何ら変わらず、支那追随という「韓流」にズブズブに漬かっている。というより、この追随はこの韓国の男の遺伝子に仕組まれている。

 従って、国連分担金が世界第一位と第二位の日米が連携して、支那に追随する国連事務総長の更迭を迫るのが常識的な措置である。

 とはいえ、追随者を観察すれば、彼が追随する本体(支那)の動向を知ることができる。
 この追随者(ネズミ男に似ている)と韓国大統領が日本に対して支那と同じ非難の言葉を投げかけて強気なのは、支那の軍備増強と対日攻勢が強まっているからだ。
 
 本年に入って尖閣諸島周辺領海への支那の「公船」の侵入は四十一日に及ぶ。しかし、支那外務次官は、昨日記者会見をして、
「中国は常に対話を望み、対話を通じて争いを解決し、関係を改善するよう主張している」、
「困難な局面を作った責任は中国側にはない」と述べた。
 全く、我が国の西の海の向こうの支那とその追随者(属国)は、百年経っても同じパターンを繰り返す。
 地球上で最も特異な欲深い非文明地帯である。

 また、我が国外務省は、中韓との首脳会談を模索しているような報道もあるが、昨日支那の外務次官は、自ら我が国の領海を侵犯し続けながら、首脳会談を否定し、我が国が会談の場を設けたいのなら、
「減らず口をたたかず、歩き出さねばならない。態度を正し、実際の行動で関係発展の障害を取り除くべきだ」と述べた(以上、八月二十八日産経新聞朝刊)。

 よって、事態は明らかである。
 安倍総理、経験からも学んで欲しい。
 八月十五日の靖国神社参拝を中韓に配慮して断念したから、彼らの態度は軟化したのか。かえって行動は、露骨に、言動は無礼になったのではないか。
 
 我が国は、今、中韓との首脳会談を模索する必要はない。
 安倍総理は、当初の狙い通り、この特異な地域に関与して時間を浪費せず、アジアの親日地帯であるアセアンからインドそして中央アジア、さらに中東アフリカに抜ける自由と繁栄の環を重視して連携を深め続けるべきである。