負傷してから、すでに10ヶ月が過ぎてしまいました。
思いの外、長引いており今の状況と今後についてお話しさせて頂きます。

欠場中は完治を目指し病院を何度か変え治療と検査、リハビリを頑張ってきました。
昨年のアキレス腱の負傷に関しては、ほぼ問題無く以前と変わり無いとまではいいませんがしっかりと動いてくれています。

それよりも、今回の一連の病気と怪我で足から頭まで調べていく中で、私の長年の悩みである、腹痛と脹脛(ふくらはぎ)の痛み・痙攣に関して、分かって来た事があるのと、脳波を調べてもらい新たに「てんかん」と言う事も分かり、正直先生方からもこのままだとプロアスリートとして続けていける身体ではないとはっきり言われてしまいました。

腹痛に関してはプロになるかならないか位の頃から女性特有の疾患により痛みが酷く、その頃から痛み止めを服用し騙し騙しやってきました。
以前にも書きましたが、特に左の卵巣の腫れと痛みが酷く、痛み止めでは対処しきれない事も多々あり、その当時受診していた病院では、この先子供は諦めた方が良いとまで言われておりました。

脹脛に関しては、激しい試合の時には必ずと言っていい程痙攣を起こし、練習が足りない・・・トレーニングが足りない•••シューズが合って無い・・・針治療、テーピング等々、原因が分からず色々と試していました。

当時は腹痛と、すぐに疲労がたまる脹脛に悩まされる日々でした。

腹痛は我慢、脹脛は練習不足が原因と思い自信の不甲斐なさに落胆し、結果も残せず精神的にも限界でコートを去りました。

コートを去ってからは半ば諦めていた子供も授かり、出産したことによって体質が少し変わったのか、以前の痛みも減り、精神的にも落ち着いた事もあり、ご支援頂ける方々のおかげで復帰する事が出来ました。

復帰後は産後の身体を戻す事から始めましたが中々の辛い道のりで、腹痛は減ったものの、脹脛痛は再発していましたが、以前よりも何とかなる状態で試合に臨んでおりました。

ちょっと脱線してしまいましたが、今まで悩まされていた2つの痛みですが、

プロになる前から、女性特有疾患には悩まされ続けてきましたが、その卵巣嚢腫で患部が腫れる事により神経を圧迫し関連する筋肉、特に腸腰筋が鍛えられなくなり、その分を膝から下でカバーしていた為、ふくらはぎの痙攣や足首の怪我に繋がっていた可能性があるみたいです。

原因が分かって来たのは良いのですが、この先どう対処していくかが問題で、ほぼ二択になっている状況です。

1.痛み・痺れを根本的に治して行くなら卵巣を摘出し、今一度肉体改造をし再起を目指す。

2.負担のかからないテニススタイル、フォームへ変更し、痛み・痺れと上手く付き合う。

どちらもメリット、デメリットがあり、今の状態は正直プロアスリートの身体ではなく、この先年齢も考え、家族やコーチと話しをした結果ですが、卵巣を摘出したところで確実に良くなる保証が無いのであれば、後者を選択しこの身体でどこまで出来るか分かりませんが、とりあえず来年一年頑張ってみようかと思っております。

もしかするとその前に身体が駄目になりリタイアするかも知れないし、その逆もあるかも知れません。

この一年本当に悩み苦しみましたが西村佳奈美、もうひと踏ん張りしてみますので、引き続き応援の程よろしくお願い致します!