こんにちは。
フリーアナウンサー・アンガーマネジメントコンサルタントの西村綾子です。
「七月大歌舞伎」昼の部を観劇してきました。
先ほど、海老蔵さんは明日(18日)も休む事が発表されましたね。
咽頭炎は、治るまでに時間がかかります。
どうか、後戻りしなくても大丈夫な状態までは治しきるご辛抱を、
ご自身も、周りの方々にもしてくださることを、個人的には強く望みます。
先ほど拝見した昼の部は、
海老蔵さん不在を補って余りあるほどのエネルギーに満ちていました。
それは、俳優たちも、裏方の皆様も、そして、お客様も。
海老蔵さんがこれまで毎日、
大げさでなく、命をかけた一幕一幕を観せ続けてきたことを、
俳優仲間も、裏方さんも、もちろんお客様も、十二分に知っているからこそ、
一番辛いのは、海老蔵さんご本人であることを、それでも幕は上がることを、
心から応援しているように感じるのです。
「外郎売」では、
本来は、海老蔵さんと勸玄くんで花道に登場するのですが、
昨日に続いて、今日も勸玄くんがまず一人で登場でした。
その小さな姿が見えた時、
万雷の拍手が沸き起こり、歌舞伎座の中の空気が大きく振動して・・・。
あちらこちらから すすり泣く声、そして目頭を押さえる人も。
これまでになんども歌舞伎の舞台は拝見していますが、
ここまで大きな拍手を聞いたのは初めてでした。
勸玄くんは、約3分とも言われる早口言立てを
抑揚と緩急をつけながら、朗朗と発します。
その間、舞台の上の俳優達も、客席も、その場にいる全ての人たちが、
勸玄くんただ一点を見つめ、小さな体から発せられる言霊を受け取るのです。
緊張感とエールの入り混じった静けさに包まれました。
しっかりと見得を切り、殺陣をこなし、
小さな「歌舞伎俳優」は、全ての人々を魅了したのでした。
また、「素襖落」で太郎冠者の代役をされた、市川右團次さん。
とても不思議なのですが、
代役として演じていらっしゃる右團次さんをみていると、
だんだんと海老蔵さんと重なってくるのです。
それでいて、決して海老蔵さんの「代わり」ではない、
あくまで右團次さんの太郎冠者を演じていらっしゃる。
とっても不思議な、そして、歌舞伎俳優同士にしかわからない
魂の会話のようなものが、きっとあるんだろうな、と、
また新たな感動を覚えることになったのでした。
歌舞伎の土台の凄み・・・。
素晴らしかったです。
アンガーマネジメント ファシリテーターとして、
「アンガーマネジメント」についてお話した
インタビュー記事の第2弾が掲載となりました
① ② 是非 合わせてご覧ください
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