こんにちは。
少しずつ秋らしくなってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今週末は長男の幼稚園の運動会です。
いちについて、よーいどん!と自分で言っては何回も部屋の中を走り回るので、
母はハラハラしどうしです
しかし、またもや台風の接近
せっかくなので晴れて欲しいなぁ。
さて、今日はワンちゃんのお口の健康についてお話しします。
ワンちゃんの口が臭いなぁ〜という方は、ぜひ口唇をめくってみてください。
奥歯に歯石が溜まっていたり、歯肉が赤く腫れ上がっていませんか?
現在、3歳以上の犬の約8割が歯周病を患っているといわれています。
歯周病では、歯垢や歯石から発生するにおいや炎症により生じる膿などが
「腐敗臭」のような口臭を発生させることがあります。
当院では、自宅でのブラッシング指導のほか、
麻酔下でのスケーリング(歯石除去)を行っております。
歯石がある程度付いてしまうと、もう歯みがきでは除去できなくなってしまいます。
超音波スケーラーを使って歯石を取り除いた後、必要であれば抜歯や縫合を行います。
下の写真のワンちゃんは、歯周病を長く放置した結果、歯肉が溶けて歯の根っこが見えてしまっています。
歯が抜けてしまったところもあります。

このワンちゃんはさらに歯根が腐って膿がたまり、それがはじけて目の下に穴が空いていました。

このように腐った歯を取り除き、歯肉を縫合しました。
最後はすべての歯周ポケット内に抗菌剤の注入をして終了です。

いきなり麻酔をかけると聞くと心配になると思いますが、
うちの子のお口は大丈夫かしら?と思ったらまずはわんちゃんと一緒にご来院の上ご相談ください。
それではワンちゃん、猫ちゃん達と元気にお過ごし下さい。