日本の通貨当局の円防衛ラインは、財務大臣、元・前・現財務官などの発言から私は155円だと思っていました。

 

 ところが155円を過ぎても介入をせず160円を突破してやっと介入しました。イエレン米財務長官が「通貨介入は稀であるべきだ」などと発言していたので、彼女の了解を取り付けるのに時間が掛かって介入が遅れたのか?

 

 それでもそんなのは事前了解を取っておくべきで、前々からこういう条件なら介入するなどの話が成されているべきで、準備不足に変わりはないと思っていました。 

 

 日米韓財務大臣会談の共同声明

 

 「『最近の急速な円安・ウォン安への日韓の深刻な懸念を認識し、外国為替市場の動向について引き続き緊密に協議する』と盛り込んだ共同声明」

 

 は一体何だったのか?と言う事です。

 

 更に今日のニュースを見ると、イエレンが

 

 

 と発言しています。

 

 と言う事は、155円を突破した時に介入に手間取ったのはイエレンの了解をとる為に手間取ったのではなく、通貨当局には介入ラインに対する共通認識も無く155円を突破してから慌てて策を立てたと言う、口先介入は散々やったけれど事前準備は全くしていなかった無能無策が故のとろさが原因だったのでは?という事では無いですか。