『どんな役をやってみたいですか?』
という、関係者からの質問があったりしますよね。
これって、叶った試しありますか?
僕はまだないんです。
「聞くなら、その役で1つお仕事待ってます!!」
って、欲張りにも思ってしまいます。
お客様からの質問はまた別ね!
お客様からのその質問の裏側には、「推しのこういう役が観てみたい!」
という希望も少なからずあったりするだろうから。
とってもありがたい質問です。
お仕事って、
お客様には(時間とお金を)使った以上の満足度、
オファーする側には(数字と見えない部分の)利益がないといただけないですよね。
界隈によってはSNSに「俳優」と書いてしまえば、自称俳優になれるので。
となると、
そもそも来年のスケジュールが埋まっていない僕は、「自称」俳優の可能性が非常に高いのでは?と、恐ろしくなります。
まだ満足に利益をもたらせていない"可能性がある"僕が、
「そうですねー、クールな裏に実は燃えるものがある二面性を表現できる、主人公がやりたいですね!」
なんて言っても、???なわけです。
それプラス、
「自分が想像もしてないような役」をいただくことが、
お客様へのサプライズにもなり、
自身の創造の幅を広げることにも繋がるんだと思います。
実際に今年出演した4作品は、
自身に近い部分と、まだまだ想像の余地がある部分が複合した、素晴らしい役ばかりでした。
結論。
やってみたい役のイメージは用意しておく。
ただ、今は、いただいた役を作者と演出のイメージ以上に仕上げる。これを積み重ねていく。
"好かれるプロ"であろう。
( ´,_ゝ`)