5年前

学芸大学駅近くの劇場でやっていた

舞台本番中の朝方でした。深夜3時頃。



負担はね、寝付くとラインの通知で起きたりしないんですが。

その日はたまたま起きて。

「こんな時間に誰だぁ…??」

と、スマホを観ると、

お座敷コブラさんに出たときの、演出助手さん。

出演前から知り合いで、同じ北海道出身のとてもお世話になっている先輩です。





「優くん、実家大丈夫??」



寝ぼけ眼ながら

心臓がチクリとしたのを、いまでも覚えています。





北海道胆振で非常に強い揺れ



僕の実家がある場所は、胆振地方

50メートル先には、海



すぐに家族へ連絡し、近くのコンビニで必要なものを買うように伝えました。

そのあとも寝られるものではなくってね。

鼓動の音が自分の耳に聞こえるのと、

強い緊張で起きたせいか、ふくらはぎがずーーっと痛かった。あれは不思議。



あのとき感じた無力感

物理的に距離があったから、ほんとに無力だったんだけど。

あの感覚はもう御免ですね。







次の日の朝


パッキパキの目で舞台出演へ。




いつ、何があるかわからない人生を、いのちを感じ、

やけに明るい照明を感じながら

作品を新鮮に感じたことを覚えています。






2023.9.6

( ´,_ゝ`)