洗脳・マインドコントロール | 徒然草

徒然草

お花の写真や、病院のお知らせなど

今晩は。

 最近思うのですが、世の中に「洗脳やマインドコントロール」的なものが溢れているような気がしませんか? (>_<)ゞ

 

 今日もタクシーに乗れば、見たくもないのに前席の背もたれに、こちら向きの企業宣伝(何をする会社かも知らないし、知りたくもない企業)のパッドが流れているし、You tubeでは邪魔なだけの宣伝が入りまくる(宣伝がいらないなら、お金を出せ!だそうです)し、お店に入ればテーマソングみたいなのが繰り返し流れているし、選挙カーでは名前などが連呼されて走りますし。

 

 また最近の若者の間では「押しかつ」なんてものがあって、韓国などでは音楽グループの音楽(K-Popというらしい)を24時間連続再生で人気を押し上げる(自分のお金をかけて、あたかも人気グループであるかのように装わせて、押し上げた方が満足を得る)らしいのだとかもあるそうです。これって明らかに「洗脳・マインドコントロール」の一種ではないでしょうか。何せ24時間そのグループの音楽を聴かせるのだそうですから。それも繰り返し大音量で聞かせる。これは明らかに洗脳の初歩的方法そのものだろうと私は思います。日本の法律ではどうしようもないのでしょうね。

 

 つい数年前のニュースでは、同じく韓国発祥の統一教会への日本の信者が家も財産も失って、その家族の人がいろいろと事件を起こしたの(前総理大臣の射殺事件)がありました(信者本人の反省はあったかのかなかったのか、信教の自由が保障されているからか全く報道されなかった)これなどは「宗教的洗脳の結末」と分類してよろしいかと思うのですが、どうやら現在の社会には「宗教的洗脳」ばかりでなく「芸能的洗脳」や、「企業的洗脳」、「健康食品的洗脳」などいろいろな洗脳やマインドコントロールが満ち溢れて、さらに日常化に拍車がかかっているしているような気がします。

 

 ロシアではウクライナへの侵攻が正当化されて愛国心をあおり立てておりますが、これなどは日本もかつて犯したことのある「政治的洗脳」でありしょう。今はロシアがそれを日本から学んだようです。

 

 私の父がシベリア抑留者で「思想的洗脳」を受けさせられたのですが、洗脳されたふりをして、やっと日本に帰れたのだそうです。今やロシアは一流の洗脳国家になりました。

 

 正確に申しますと、洗脳とマインドコントロールはやり方が少し違うのですが、相手の脳を操る(あやつる)という点では臨床的に同じです。「アメとムチ」という言葉がありますが、「アメ」を使うのがマインドコントロール、「ムチ」を使うのが洗脳と考えればわかりやすいかもしれません。

 つまり洗脳は強制的に、マインドコントロールは自主的に行動させるという点が違っていて、「押かつ」はマインドコントロールである点で、臨床(医学的)心理学的には解放してあげるのが困難なのがやっかいだと思います。何せ「押かつ成功体験」が「自己満足」という快楽を脳が得るわけで、それが「脳の快感」と結びついているという点でタバコを止める、酒を止めるというくらい、あるいはそれ以上にヤッカイなのです。

 

 さて今日はすっごく堅いお話になりましたので、お花でも見ましょうね。

 

 一枚目は近くの川の「梅花藻(ばいかも)」です。白くて小さいのが花です。流れにゆらゆら揺れていました。>^_^<

 

 二枚目は「シモツケ」

 

 三枚目は。そろそろツボミをあげてきた「ハス」、診療所のご近所のものです。もうすぐ咲きますね。

 

 四枚目は同じく「白花カキツバタ」。植えた方の「心の優しさ」を感じます。

 

 院長

 

 洗脳やマインドコントロールの手法がが巷(ちまた)にあふれかえっている昨今。知らず知らずのうちに脳が汚染されてしまっていてもそれに気づかないというのは、実は大変恐ろしいことだと思います。選挙だって、マスコミが意図を持って印象操作をすれば簡単に勝ったり負けたりしてしまう。それが今の日本ではないでしょうか。本当に恐ろしいことです。選挙民は各々の立候補者の思想や日常の行いを知らないわけで、マスコミの印象操作に操られないとは言い切れないでしょうから。

 

 チックトックやゲームなどが、人間の思考形態を変えているということも、わが国ではもう既に起こっている事でしょうからね。

 

 媒体がビジュアル・音響系か活字系かというのも洗脳を受けやすいかどうかということと大いに関係がある気がします。やはりビジュアル・音響系の方が脳に直接届くという点で影響が大きいと思います。

 

 そこで皆さん!もっといろんな本を読んで、活字から知識を得るようにした方がよろしいのではないでしょうか?というのが私のささやかな防衛・抵抗手段でありますル。σ(^^)

 本は「読んで考える時間」という余裕が脳に与えられますから。