吉田 修一



僕たちはあの街で出会い、恋をし、そして別れる。次の街へ行くために――。

彼女が暮らす街までの電車の経路を、ずっと頭の中で考えている。
その街に彼女しか存在しないような感じ。その街に自分だけが存在しないような感じ――
十年の歳月をかけて書きためた、「忘れられない場所」をめぐる短編集。

『パレード』から『悪人』までのすべてのエッセンスが詰めこまれた、ファン必携のマスターピース!





たまに違う著者の小説を読んでいて、ふと、
「あれ、こんなシーン前にもあったよな」と、
前ページに戻しても見当たらない・・・アレ。。
「そうだ、吉田さんのあの小説の1シーンだった・・・・」
なんてこともしばしば。


どうしてこんなにも捉えて離さないのでしょう。
私の心、完全に奪われています。
まさに吉田中毒!!!
もちろんたまに「え?」っていう不発もあります。けど必ず戻ってくる。
吉田さんの文章、世界観はもう死ぬまで離れられない!ってくらい信者です・・・笑



最近、新作を出版されたとのことで。
早速予約して、できたら年内中に読ませてください♪
 
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森 絵都
 
「あんたのヒロイン、なかなかのタマやな」
 
震災前夜、神戸と大阪を舞台に繰り広げられる冒険恋愛小説!
3年ぶり、著者の新境地を開く渾身の長編書き下ろし━帯より
 
安く狭いわずか3畳ほどの部屋に住み、日雇いの仕事に就く青年・礼司。
ある日、ある女性を主人公に小説を書いてくれと頼まれる。
前金100万、報酬300万。
その依頼主はホテルチェーンのオーナー。
 
つかみ所のない女に振り回されつつも、本気で小説に取り組んでいく。
徐々に小説の本来の趣旨とは異なる、釜ヶ崎を揺るがす陰謀につきあたる。
原稿に真剣に取り組み、周りに頼られ応えていくうちに、
礼司は自分の価値を見出していく・・・・。
小説にもあるが、「この女」ではなく、「この男」なのだ。
 
 
時代が大きく変動した95年前後が舞台。阪神淡路大震災、サリン事件、オウム・・・・・
震災の悲惨さなどは一切描かれていない。
震災前日までの、極ふつの、いつもの日常がある。
 
 
 
おもしろいことにこの小説の始まりは、震災15年後。
とある大学の教授室でみつかった原稿がこの物語のはじまり。
ある教授が誰かに宛てた手紙から読みとる。
 
この小説を読み終え、また最初の始まりを読むと胸がつまる。救われる。
 
登場人物の関西弁がテンポよくどんどんと読み進めていける。
恋愛?確かに恋愛小説だけど。
舞台が舞台なだけに、泥臭くて、自分の知らない世界で、イメージするの一生懸命~
でもたまにくすって笑えて、
たまにぐっとくる言葉にジーンときて、
そんなに読んでないけど森さんのファンになっちゃいました。
 
 
3.11にはもうこの小説はできていたと、森さん。本当に因果なもの。
 
 
 
 
 
 
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湊 かなえ


もう1年以上も前に図書館に予約した本。
ようやく私の元へやってきてくれました。
あらすじなんて勿論忘れちゃっていました。
忙しいし、読まずに返そうかなーって1ページ読んだら最後。
睡眠時間削ってまで夢中で読んでました。

いつもお世話になっているブロ友HANAKOさん曰く、
おもしろい小説は3日で読めると仰ってましたが、ほんとそうでした。





父親が被害者で母親が加害者―。
高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。
遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。
その家族と、向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。
『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。

事件のあった家庭と、その向かいの家族、そして一癖ある近所のおばちゃん目線から、
順にストーリーが展開されていく。
読み進めながら「う~~~」と唸るほど、おもしろい!!
この小説読みながら、高級住宅地に住む一員になりそうなくらい“夢中”になっていました。



家庭がどうとか、親の躾とか、そんな深い感想は私にはありません。
ただただおもしろかったですという覚え書きです。すんません。
人の心をえぐい位にはっきりと鮮明に描かれており、
読み進めながら自分の中で完全にある人物ができていました。

湊さん、話題になりすぎて予約してもきっと手元にくるのは1年以上先・・・・・
せめて「告白」くらい買って読もうかな。
ひさしぶりにこんな感嘆する本を読めました。






まだまだ蒸し暑いですが、そろそろ読書の秋。
この後は待ちに待った大好きな村上春樹の新作エッセイ。森絵都も控えています。
予約マチには有名どころが待ち構えています。
私の読書の秋、盛り上がりそうです。
皆さん、お勧めの作家さん教えてください。