主に耐久レースで使用するコンセプトで、オッサンが体力の消耗を抑えつつ上位を狙える事を目指して製作しております。
使用するエンジンはNSR80の腰下にCRM80のシリンダーの排気ポートを加工して、シリンダーヘッドを圧縮を上げつつ燃焼効率を上げる加工をしています。
スプリントレース用ではないでライトチューンで扱い易さが武器になります。
吸気はPWK28に、CR80用のヒデハルエンジニアリング製リードバルブで、チャンバーは常にうちの試作チャンバーを装着しております。
カウルもロードコースでのフロントのトラクションを失う事のないヒデハルエンジニアリング製で、転倒時の破損も今までとは違い、ほぼ無傷でした。
カウル選びも耐久レースでは勝敗を分ける大きな選択だと勉強させていただきました。
このNSR、デビュー戦ともなる今年のパノリンカップ6時間耐久レース第1戦では色んな企業様やライダーの力でクラス2位でゴールする事が出来ました。
美浜の春祭りでは藤井謙汰氏がライドして、決勝は最下位から優勝まで追い上げておりまして、作り手としては嬉しい限りです。
しかし、ライダーの力で勝利しているに過ぎず、オートバイとしては疑問も多い状態で、今後、力を入れて開発していきます。