あれから10年

忘れないように、と言われても、そもそも忘れられそうな気が全然しないあの日、3.11

都心のオフィスで被災、机の下に潜り、揺れが落ち着いて這い出たら、何百キロとある什器が動いていて危うく閉じ込められそうになっていた

帰宅困難者としてオフィスで一夜を明かした

自宅の電話も家族の携帯と、何度も何度もかけても一向に繋がらない

何度送ってやっと帰ってきたメールには私の安否を気遣う一言だけ

いしみんさん、大丈夫ですか

いつもとは明らかに文体の異なるたどたとしい文

肝心の家族の安否はわからないまま

自宅エリアに出された大津波警報
テレビでは東北の大津波で街が車が人が流されていく現実のものとは思えない映像


結果、軽い被害で済んだとはいえ思い出したくなくても忘れられない記憶ショボーン


そんな記憶を打ち払いたかったのか、とにかく走りたくなって、テレワークで座りっぱなしの体に鞭打って昼休みにウォーキングとちょっとだけゆるくジョギングウインク


まだ大きな余震が起こる可能性があるなんて信じたくないけれど、備えはしておかなくては照れ