今年は特に貴重な、晴天の休日
逃すまい、こんなチャンス
いそいそと山に向かう
なんだかすっかり下手くそになってしまった軽登山靴の靴紐を何度も結び直して、いそいそと歩き出すハイキングコース
何度も来ているのに、思い返すと、ここ数年はまったく来れなかった、大好きな川沿いの道
飛び石に慎重に足をのせながら歩く
石に当たる川の水音
せせらぎ
滝壺に注ぎ込む水が川面に潜る音
川辺の複雑な音の束に、全身包み込まれるようなはじめての感覚
今までも、ここは、こんなに沢山の音がしていて、こんなに大きな音がしていたのかな
特別に水量が多いというわけでもないのに
水の音に心を引き込まれているのかな
そんなことを考えながら、心地よく歩く
風が強かったせいか、展望台はクローズだったので、山頂からの富士山ビューはいまひとつ
登山口に向かう途中では、バッチリ秀麗な姿を拝んできたから、よしとしよう
