週末ハイキングのアプローチをスマホ
で検索し、時刻表や乗り場情報を確認していたら、突然スマホがリュックサックになった
…
隣に乗り合わせた女性
と共に眺めていたそのリュックは、暫し沈黙の後に消え、今度はiPadが登場してきた

電車の網棚に載せられようとしていたリュックが、持ち主の手からiPadもろとも、座席に座っていた私のスマホの上に降ってきたらしい
持ち主はこちらを気にする素振りを見せつつも、リュックを網棚に載せられずに悪銭苦闘中
ちょっと手が痛いかもと思いつつも、脳内ハイキングから目の前の現実へチャンネルがうまく切り替わらず、iPadをスマホに載せたまま、ボーッと情勢を見守る
数分の格闘の末、やっとiPadを引き取った彼は、は『申し訳ありませんでした
』
隣の彼女が、ウンウンと頷く
リュック、載せられて良かった
っていうか、私のスマホ、良く壊れなかったな
危なかったかも